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女子テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は4日、シングルス準決勝2試合が行われ、第20シードのK・フリッペンス(ベルギー)は第15シードのM・バルトリ(フランス)に1-6, 2-6のストレートで敗れ、準決勝敗退となった。
ここまで快進撃を続けていたフリッペンスは「彼女(バルトリ)は本当に素晴らしいプレーをしていた。今日もスライスを多用したけど、全く彼女には効果がなかった。ドロップショットを打っても駄目だった。彼女がネットに出て来ても、パッシングショットを打とうとしたり、ロブを上げたりしたけど、駄目だったの。本当に色んな事をトライしたわ。100パーセントの力を注いだけど、上手く行かなかった。」と試合を振り返り、バルトリのプレーに脱帽していた。
続けて「彼女は全く私のプレーをさせてくれなかった。これまでの試合を見ていて分かると思うけど、今まではネットでかなりポイントを取っていたわ。だから今日の試合でもチャンスがあると感じたらネットへ出て行ったの。でも彼女は絶妙なロブを上げて来た。自分は背が低いから、それが彼女の戦略だったんじゃないかしら。特に芝のコートでは、ネットへ出たら出来る限りネットへ近づく必要があるわ。それに私がボレーが得意な事も彼女は知っていたから対策を練っていたみたい。」と、バルトリがネットダッシュに備えていた事を感じていた。
一年前は怪我などもあり、ウィンブルドンの予選にさえ出られないまでランキングを落としていたフリッペンスだったが、今年は自身初のグランドスラムでのベスト4進出を果たす躍進ぶりだった。
「今後の人生にこの大会の思い出を加えられた事や、ジュニア時代にここで優勝してから10年後にこんな活躍が出来るなんて、本当に最高だわ。プロになる前に、こんな素晴らしい結果が出せると言う事が約束されていたような気がする。」とフリッペンスは、負けはしたものの、ここまでの勝ち上がりに満足していた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○M・バルトリ(15) vs. ●K・フリッペンス(20), 6-1, 6-2
●A・ラドワンスカ(ポーランド)(4) vs. ○S・リシキ(ドイツ)(23), 4-6, 6-2, 7-9
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