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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)は15日、シングルス2回戦が行われ、第8シードのJW・ツォンガ(フランス)が敗退する波乱に見舞われた。その波乱を演出したのはJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)で、ツォンガを6-4, 7-6 (7-5)のストレートで下す金星を飾った。
試合後、ヤノヴィッツは「本当に嬉しいよ。今シーズンは、良いスタートが切れなかったからね。病気にかかってしまったりしたから、この勝利は自分にとって、とても大切なものさ。」と、喜びのコメント。
続けて「シーズンが始まる直前に体調を崩してしまったんだ。それから2月にはデビスカップに出場しなければならなかった。そこで喉と鼻に炎症を起こしてしまった。モンテカルロとバルセロナでは、耳にも炎症が起きてしまったけど、やっと今になって回復したんだ。」とヤノヴィッツは、苦しかった時の事を語った。
また「試合をして、その後にハッピーでいる事が大切さ。だから、今1番大切な事は、コートで良い状態でプレーをする事。今は、将来の事を考えていない。日々の試合の事で頭が一杯。現時点では、次の試合に集中するだけさ。」と語るヤノヴィッツは、3回戦で第9シードのR・ガスケ(フランス)と準々決勝進出をかけて顔を合わせる。
ヤノヴィッツは、昨年のBNPパリバ・マスターズで予選を勝ち上がり、本戦ではA・マレー(英国)、J・ティプサレビッチ(セルビア)、G・シモン(フランス)らを下し、決勝進出する快進撃で世界に名を知らしめた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●A・マレー(3) vs. ○M・グラノジェルス(スペイン), 3-6, 7-6 (7-5), 0-0 (途中棄権)
○D・フェレール(スペイン)(4) vs. ●F・ベルダスコ(スペイン), 5-7, 7-5, 6-3
○R・ナダル(スペイン)(5) vs. ●F・フォニュイーニ(イタリア), 6-1, 6-3
●JW・ツォンガ(8) vs. ○J・ヤノヴィッツ, 4-6, 6-7 (5-7)
●S・ワウリンカ(スイス)(15) vs. ○A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (途中棄権)
●錦織圭(日本)(16) vs. ○J・シャーディ(フランス), 4-6, 1-6
●M・ヨージニ(ロシア) vs. ○G・シモン, 5-7, 3-6
○B・パイユ(フランス) vs. ●J・ベネトー(フランス), 6-7 (3-7), 6-4, 7-6 (7-4)
●A・ラモス(スペイン) vs. ○P・コールシュライバー(ドイツ), 4-6, 1-6
●V・トロイキ(セルビア) vs. ○E・ガルビス(ラトビア), 1-6, 1-6
今大会の優勝賞金は50万1,700ユーロ。
《BNLイタリア国際男女 ドロー表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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