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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)は、シングルス1回戦が行われ、第16シードの錦織圭(日本)が31歳のP・ロレンジ(イタリア)を6-2, 6-4のストレートで下し、危なげなく初戦突破を果たした。
この試合、世界ランク15位の錦織はファーストサーブが入った時に80パーセントの確率でポイントを獲得し、同64位のロレンジに7度のブレークチャンスを与えるも1度もブレークを許さない安定したサービスゲームを展開した。
さらに錦織は、ロレンジのサービスゲームを10度のブレークチャンスから3度のブレークに成功し、1時間28分で2回戦進出を決めた。
錦織は2回戦で、J・シャーディ(フランス)とF・ロペス(スペイン)の勝者と対戦する。
錦織とシャーディは、アビエルト・メキシコ・テルセル・オープン男子で対戦し、その時錦織はマッチポイントを握るも逆転負けを喫していた。また、世界ランク29位のシャーディは今年の全豪オープンでグランドスラムを通して自身初のベスト8進出果たす活躍をみせている。
一方、サーブ&ボレーを得意としている世界ランク43位のロペスは、今年のアメリカ国際インドアテニス選手権の決勝で錦織と対戦し、その時は錦織がロペスをストレートで破りツアー3勝目を飾った。
また、今大会でシード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は3回戦で第3シードのA・マレー(英国)、準々決勝で第7シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する可能性がある。
錦織は、先週行われたムチュア・マドリッド・オープンで大会2連覇を狙っていたR・フェデラー(スイス)を破る大金星をあげるも、準々決勝で当時世界ランク113位だったP・アンドゥハル(スペイン)にストレートで敗れ、2011年の上海マスターズ以来となるマスターズ1000大会での4強入りとはならなかった。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○A・ラモス(スペイン) vs. ●J・ハイェク(チェコ共和国), 7-5, 6-0
●J・モナコ(アルゼンチン) vs. ○B・パイユ, 6-7, 6-1, 4-6
●R・シュティエパネック(チェコ共和国) vs. ○P・スタラーチェ(イタリア), 6-4, 4-6, 3-6
○M・チリッチ(クロアチア)(11) vs. ●A・ゴルベフ(カザフスタン), 6-4, 6-2
○A・クズネツォフ(ロシア) vs. ●X・マリス(ベルギー), 6-2, 3-1 (途中棄権)
●J・ニエミネン(フィンランド) vs. ○E・ガルビス(ラトビア), 2-6, 6-7
○A・モンタネス(スペイン) vs. ●M・クリザン(スロバキア), 3-6, 7-5, 6-3
○F・フォニュイーニ(イタリア) vs. ●A・セッピ(イタリア), 6-4, 6-1
●S・ヒラルド(コロンビア) vs. ○J・ヤノヴィッツ(ポーランド), 5-7, 2-6
●M・ラオニチ(カナダ)(14) vs. ○P・コールシュライバー(ドイツ), 6-7, 4-6
○錦織圭(16) vs. ●P・ロレンジ, 6-2, 6-4
《BNLイタリア国際男女 ドロー表》
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