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男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は、シングルス4回戦が行われ、第13シードの錦織圭(日本)は第3シードのD・フェレール(スペイン)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、今大会初のベスト8進出とはならなかった。
錦織がフェレールに勝利していた場合、準々決勝でJ・メルツァー(オーストリア)と対戦する事となっていた。錦織と同じブロックの第5シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)や第12シードのJ・モナコ(アルゼンチン)などのシード選手が敗退していたため、錦織のベスト4進出の可能性が高かった。
5度目となったこの試合、錦織は第1セットの第2ゲームでフェレールにブレークを許してしまい、ゲームカウント0-3とする。
その後、第9ゲームでフェレールのサービング・フォー・ザ・セットのゲームを迎えるも、錦織が土壇場でブレークバックに成功、ゲームカウント4-5とする。
しかし、続く第10ゲームで錦織はゲームポイントを握るも、最後錦織のバックハンドがアウトし、第1セットを落としてしまう。
第2セット、錦織は第1セット同様2度のブレークを許し、最後錦織がダブルフォルトを犯してゲームセットとなった。試合時間は、1時間21分だった。第2セットで錦織は、1度もブレークチャンスを握る事が出来なかった。
試合を通して、フェレールはファーストサーブが入った時に84パーセントの確率でポイントを獲得していたのに対し、錦織は56パーセントの確率でしかファーストサーブ時にポイントを獲得出来なかった。
錦織とフェレールの過去の対戦成績は2勝2敗としており、2008年の全米オープンと昨年のロンドンオリンピックでは錦織が、2011年の楽天ジャパン・オープンと今年の全豪オープンではフェレールが勝利していた。
直近の対戦である今年の全豪オープンでは、錦織が試合開始からアグレッシブなテニスを展開するも、フェレールの鉄壁の守備に根負けし、ストレートで敗れた。今回の敗退で錦織は、フェレールとの対戦成績を2勝3敗とした。
今大会、シード勢は1回戦が免除されているため2回戦から登場した錦織は、2回戦でV・ハネスク(ルーマニア)、3回戦でマリスを下し、2年連続の4回戦進出を決めた。昨年の今大会で錦織は、4回戦でR・ナダル(スペイン)に敗れていた。
今年に入り錦織は、アメリカ国際インドアテニス選手権で、昨年の楽天ジャパン・オープンに続くツアー3勝目をあげた。
また、錦織のマスターズ1000大会の過去最高成績は、2011年の上海マスターズでベスト4進出で、その時はA・マレー(英国)に敗れ、決勝進出とはならなかった。
昨シーズン、フェレールは7大会で優勝。R・フェデラー(スイス)の6勝を上回り、フェレールは2012年シーズン最多となる7つのタイトルを獲得した。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●A・ラモス(スペイン) vs. ○J・メルツァー, 6-2, 3-6, 3-6
○D・フェレール(3) vs. ●錦織圭(13), 6-4, 6-2
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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