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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会7日目の20日、第16シードの錦織圭(日本)は世界ランク5位で第4シードのD・フェレール(スペイン)に2-6, 1-6, 4-6のストレートで敗れ、2年連続のベスト8進出とはならなかった。錦織は、昨年の今大会で自身初となるグランドスラム8強入りを果たしていた。
昨年の今大会で錦織はS・ロバート(フランス)、M・エブデン(オーストラリア)、J・ベネトー(フランス)、JW・ツォンガ(フランス)に勝利し、A・マレー(英国)との準々決勝まで勝ち進んだ。
錦織とフェレールは過去3度対戦し、錦織が2勝1敗と勝ち越していた。
初の対戦は2008年の全米オープン3回戦で、その時は錦織がフルセットで勝利していた。2度目は2011年の楽天ジャパン・オープン1回戦で、フェレールが錦織を下した。3度目の対戦は昨年のロンドンオリンピック3回戦で、その時は錦織がフルセットで勝利しベスト8進出、原田武一以来88年ぶりとなる快挙を成し遂げていた。
フェレールは、今年ハイネケン・オープンで大会3連覇を達成して今大会へ臨んでおり、好調を維持している。また、昨年フェレールはR・フェデラー(スイス)の6勝を上回る7つのタイトルを獲得していた。
【第1セット】
錦織は果敢に攻め続け、さらにバックハンドスライスを多用するなどでブレークポイントを握るも、フェレールの強靭なコートカバーリングからミスを重ね、ブレークを奪えない展開が続く。
その後、第4ゲームで最後ダブルフォルトを犯した錦織は、このゲームをフェレールにブレークされ、ゲームカウント1-3とする。
錦織は、第8ゲームもフェレールの安定したストローク戦に翻弄され、このゲームもブレークを許し、ゲームカウント2-6でこのセットを落とす。
【第2セット】
第2セットに入ると、世界ランク5位のフェレールに試合の主導権を握られてしまい、いきなり5ゲーム連取され、ゲームカウント0-5となる。続く第6ゲームで錦織は、このセット初めてのサービスキープをするも、ゲームカウント1-6でフェレールに奪われ、セットカウント0-2。
【第3セット】
第1ゲームで錦織はフェレールにブレークを許すも、第2ゲームでこの日12度目となるブレークチャンスを生かした錦織がブレークバックに成功、ゲームカウント1-1とする。
続く第3ゲームも錦織はブレークを許すも、フェレールのサービスゲームである第6ゲームで40-0からドライブボレーなどを決めた錦織がブレークバックに成功、ゲームカウント3-3に追いつく。
しかし、第9ゲームでゲームポイントを握るも、フェレールの粘りのあるプレーにおされた錦織はこのゲームを落とし、第10ゲームで最後錦織のボールがアウトし、ゲームセットとなった。
錦織は2セットダウンからの逆転勝ちは過去2度あり、2010年全仏オープンのS・ヒラルド(コロンビア)戦、昨年の今大会M・エブデン戦で逆転勝ちを収めていた。
フェレールは準々決勝で、第8シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)と第10シードのN・アルマグロ(スペイン)の勝者と対戦する。
【全豪オープン スコア速報】
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