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男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル・オープン男子(メキシコ/アカプルコ、賞金総額121万2750ドル、クレー)は2日にシングルス決勝戦を行い、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第1シードのD・フェレール(スペイン)を6-0, 6-2で一蹴し、2005年に続いて今大会2度目の優勝を飾った。試合時間は1時間5分で、ナダルは優勝賞金29万1800ドルを獲得した。
クレーコートを得意とするナダルは、これでATPツアーのクレーの大会で38勝目を決めた。このうち7勝は決勝戦をフェレールから勝利を収めてのタイトルとなっている。
ナダルは復帰2戦目となった先週のブラジル・オープンでも決勝でD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を下して優勝しており、2週連続優勝をマークした。復帰後の戦績は12勝1敗と絶好調。ちなみに復帰初戦のVTRオープンでは決勝でH・セバリョス(アルゼンチン)に敗れ、準優勝に終わっていた。
第1セットを6-0と圧倒して奪ったナダルは、第2セットも2-0とし、試合開始から8ゲーム連取の猛攻をみせる。
第3ゲームでようやく1ゲーム奪ったフェレールだったが、その後もナダルは攻撃の手を緩めることなく第2セットも6-2で奪い、そのまま試合に終止符を打った。
ナダルは手にした8本のブレークポイントのうち5本をブレークに成功、またリターンでは58パーセントの確率でポイントを奪い波に乗った。加えて、ファーストサーブが入った際のポイント獲得率は81パーセントに及び、2本握られたブレークポイントもともにしっかり跳ね返した。
左ひざの故障で7カ月間休養をとっており、そこからの復帰途上にある元世界王者ナダルは、今回の決勝戦で世界ランク4位のフェレールを寄せ付けることなく圧倒しており、最盛期に近いプレーに戻りつつあることをアピールした。
一方、敗れたフェレールは今大会で3連覇しており、大会19連勝中だったが、決勝戦では四大大会11勝のナダルに手も足も出ず、4連覇とはならなかった。これでフェレールのナダルとの対戦成績は4勝17敗となった。
30歳のフェレールは今季すでに2勝しており、今大会ではシーズン3勝目を狙っていた。2勝とはハイネケン・オープン(ニュージーランド・オークランド)とクラロ杯(アルゼンチン・ブエノスアイレス)でのことで、それぞれP・コールシュライバー(ドイツ)、S・ワウリンカ(スイス)を下してのタイトルとなっている。今回の決勝戦での敗退で、フェレールの決勝戦での通算戦績は20勝16敗となった。
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