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男子テニスツアーのブラジル・オープン(ブラジル/サンパウロ、賞金総額45万5775ドル、インドア・レッドクレー)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのR・ナダル(スペイン)が元世界ランク3位のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を6-2, 6-3で下し、復帰後初優勝を果たし、今大会で8年ぶりの優勝を飾った。試合時間は1時間18分だった。
試合後、ナダルは詰めかけた観客に「大会を通じて、素晴らしいサポートをありがとう。嬉しいタイトルだし、僕にとっては非常に重要な優勝だ。」と、感謝の念を述べた。
加えて「昨日は左膝に痛みがあったけど、今日は良くなっていて、耐えられるほどだった。今大会で2勝目をあげる事が出来て嬉しいよ。」と、ナダル。
ナダルは、左膝の損傷・炎症を治療する手術により、7ヶ月間戦線離脱を余儀なくされ、先週のVTRオープンがカムバック第1戦だった。昨年6月のウィンブルドン2回戦で敗退して以来の出場となったVTRオープンでは、シングルス・ダブルスともに準優勝に終わっていた。
クレーコートで37勝、ATPツアー全体では51勝を誇るナダルは、将来のプランを聞かれて「(今月末の)アカプルコの大会の事を考えるさ。その他の事は考えない。」と、話している。
またナダルは、N・ジョコビッチ(セルビア)、R・フェデラー(スイス)、A・マレー(英国)のトップ3と競える自信を取り戻したか、と聞かれ「左膝次第だね。トップ選手との対戦は、問題ないよ。なぜなら、負けても受け入れられるからさ。僕は負けても構わない。勘を取り戻して、さらに高いレベルに戻るには、時間が必要だ。」と、コメント。
ナダルは、全仏オープンで最多となる7度の優勝を果たしており、史上最強のクレー王者として知られる。左膝の故障により、昨年はロンドンオリンピック・全米オープンに出場する事が出来なかった。また、昨年末から復帰を予定していたが、ウイルス性疾患により復帰が長引いていた。しかし、今大会では復帰第2戦にして優勝、見事復活を遂げた。
ナダルとナルバンディアンの決勝戦は、元世界王者で世界ランク5位のナダルが積極的な攻めをみせ、3度あったブレークチャンスから2度のブレークに成功し、このセットをゲームカウント6-2で先取する。第2セット、ナダルはナルバンディアンに2度のブレークを許すも、それを上回る3度のブレークに成功し、優勝を決めた。
ノーシードから勝ち上がっていたナルバンディアンは、故障のため現在のランキングを93位としているが、2006年に世界ランク3位を記録していた。
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