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男子テニスツアーのブラジル・オープン(ブラジル/サンパウロ、賞金総額45万5775ドル、レッドクレー)13日、この日に行われる予定だったダブルス準々決勝には、膝の怪我から復帰途中のR・ナダル(スペイン)がD・ナルバンディアン(アルゼンチン)とのペアでO・マラチ(オーストリア)/ H・セバリョス(アルゼンチン)組との対戦する予定だったが、突然ナダルはダブルスの棄権を表明した。
ナダル/ ナルバンディアン組はダブルス1回戦で、P・アンドゥハル(スペイン)/ G・ガルシア=ロペス(スペイン)組を6-3, 3-6, [11-9]の接戦の末に下したものの、試合途中にナダルは足を滑らせてコートに倒れ込むシーンが見られた。
ナダルは、この大会のクレーコートはとても滑りやすく、選手達の体に悪影響を及ぼす可能性があると、大会関係者へ改善するようリクエストを出す事を明かした。
「ここのコートは、選手達の体に良くない。誰かがそれに対してアクションを起こす必要がある。自分は、チームと一緒に大会主催者に話をする事にしていて、何か改善される事を期待したい。」とナダルは、語っていた。同時にナダルは、コートに引かれているラインの状態が悪く、ボールも明る過ぎて見えずらいとも語っていた。
大会側から発表されたコメントによると、ナダルはダブルスの準々決勝直前でダブルスでの棄権を申し入れ、それはシングルスへの体力温存を理由にしているとのこと。
今大会のシングルスでは第1シードでエントリーしているナダル。上位4シード選手は1回戦が免除されているため、ナダルは初戦となる2回戦で予選を勝ち上がったJ・ソウザ(ブラジル)と対戦する。
この日行われた1回戦でソウザは、R・ラミレス=イダルゴ(スペイン)と対戦し、7-6 (8-6)で第1セットを先取したところでラミレス=イダルゴが右足首を捻挫し、途中棄権を申し入れていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
●P・ロレンジ(イタリア) vs. ○A・モンタネス(スペイン), 4-6, 4-6
●R・ラミレス=イダルゴ vs. ○J・ソウザ, 6-7 (6-8), 0-0 (途中棄権)
●H・セバリョス vs. ○P・カプデビル(チリ), 7-6 (7-5), 0-6, 0-3 (途中棄権)
○D・ナルバンディアン vs. ●J・アギラール(チリ), 7-5, 5-7, 6-3
【2回戦】
●J・シャーディ(フランス)(4) vs. ○M・アルンド, 4-6, 6-4, 6-7 (5-7)
今大会の優勝賞金はシングルス8万2300ドル、ダブルス2万5000ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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