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男子テニスツアーのブラジル・オープン(ブラジル/サンパウロ、賞金総額45万5775ドル、レッドクレー)に第1シードで出場するR・ナダル(スペイン)が、復帰戦として出場したVTRオープンについて語った。
ナダルは先週チリで行われたVTRオープンで約7ヶ月ぶりの復帰を果たし、シングルスとJ・モナコ(アルゼンチン)と組んだダブルスで決勝進出。しかし、いずれも決勝で敗れ、準優勝に終わってた。
シングルスでは、当時世界ランク73位だったH・セバリョス(アルゼンチン)の前に敗れた。セバリョスはツアー初優勝を飾り、11日に発表された世界ランクでは、43位へと大きくジャンプさせていた。
決勝で敗退したナダルだったが、気持ちは前を向いてた。
「決勝戦は、もちろん勝ちたかったけど、それは可能じゃなかった。彼(セバリョス)の方が良いプレーをしていたし、自分もベストのテニスが出来たわけではない。今後も、希望とモチベーションと正しい姿勢を持ちつつ、練習やトレーニングを続ける事が必要だね。自分にとって、良い事がたくさん待ち受けるテニス人生への始まりだと願うよ。」と、ナダルは語った。
また、ナダルは「少なくとも、ある程度のレベルでプレーが出来るとわかった。それがわかった事は、とても前向きな1週間だった。日々、肉体的にもっとトレーニングする必要があるし、それが1番必要な事。もっとコートで試合を積む必要がある。4試合続けて試合が出来た事実だって、良いニュースさ。」と、コメントした。
「今は、ボールをもっと深く返したり、かつて自分がやっていた事をするには、反応速度や体力、足の強さが欠けている。決勝戦では、出来る限りの力を出したけど、どうにもならなかった。自分を判断する前に、もうちょっと時間が欲しい。」とナダルは、完全復活にはまだ時間がかかりそうだと認識した様子だった。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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