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男子テニスツアーのブラジル・オープン(ブラジル/サンパウロ、賞金総額45万5775ドル、レッドクレー)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク78位のC・ベルロク(アルゼンチン)を3-6, 6-4, 6-4で退け、怪我からの復帰後2大会連続となるベスト4進出を決めた。
試合後、ナダルは「彼(ベルロク)のことは、あまり知らなかったんだ。だけど、彼はこの大会で素晴らしいプレーをみせていたし、自信を持って僕との試合に臨んできていたね。負ける可能性があった事はわかっているよ。だけど、幸運にも試合の終盤でなんとか追いつく事が出来たんだ。」と、コメント。
また、ナダルは「優れた選手と対戦するのは本当に大変だけど、今日は勝つ事が出来て嬉しく思う。準決勝に進出する事は嬉しいけど、この先の試合も楽しみにしているよ。」と、準決勝への意気込みも語った。
この試合、第1セットでナダルはベルロクのサービスゲームで1度しかブレークする事が出来ず、逆に自身のサービスゲームを2度ブレークされてしまい、このセットを落としてしまう。
続く第2セットは、落ち着きを取り戻したナダルが、セットカウント1-1として、第3セットへ突入する。
第3セット、ナダルは自身のサービスゲームをベルロクにブレークされ、ゲームカウント1-3とリードを許す展開。しかし、ナダルはダブルフォルトを犯すベルロクの隙をつきブレークバック。その後、このセット2度目のブレークに成功したナダルは、2時間24分に及ぶ熱戦を制した。
ナダルは、第1セットの第7ゲームでベルロクの放ったドロップショットを拾う際に、転倒しそうになり足を引きずる様子を見せていた。試合はそのまま続けられたが、ナダルは試合終盤でも少し足を引きずっていた。
この大会のサーフェスについてはナダルを含め、複数の選手から滑りすぎて危険だとのクレームが寄せられており、また大会側が用意したボールの質についてもクレームの声があがっている。
ナダルは2大会連続となる決勝進出をかけ、準決勝でF・ボランドリ(イタリア)を7-5, 7-6 (7-5)で退けた、世界ランク111位でラッキールーザーのM・アルンドと対戦する。
27歳のアルンドは、これまで下部大会を中心に出場しており、今大会でも予選で敗退していたが、ラッキールーザーのチャンスを活かし、見事この大会の1回戦で自身初となるツアーレベルでの勝利をあげた。さらに2回戦では、第4シードのJ・シャーディ(フランス)に勝利していた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●A・モンタネス(スペイン) vs. ○S・ボレッリ(イタリア), 4-6, 4-6
○M・アルンド vs. ●F・ボランドリ, 7-5, 7-6
●N・アルマグロ(スペイン)(2) vs. ○D・ナルバンディアン(アルゼンチン), 6-7, 6-3, 6-7
○R・ナダル(1) vs. ●C・ベルロク, 3-6, 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は、シングルス7万4000ドル、ダブルス2万2500ドル。
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