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男子テニスツアーのクラロ杯(アルゼンチン/ブエノスアイレス、賞金総額49万3670ドル、クレー)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのD・フェレール(スペイン)が第3シードのS・ワウリンカ(スイス)を6-4, 3-6, 6-1で振り切り、見事優勝を飾った。フェレールは優勝賞金8万4550ドルを獲得した。
両者1セットずつ奪い合い、勝負の行方は第3セットへ突入。第3セットでは、ゲームカウント0-1から6ゲーム連取の猛攻をみせたフェレールがワウリンカを圧倒し、試合に終止符を打った。
30歳のフェレールは、今回の優勝でATPツアー20勝目、また今季はオークランドの大会に続く2勝目をマークした。
試合後、フェレールはコートサイド・インタビューで「タイトルを防衛するのは難しい事だけど、テニスが味方をしてくれた。2連覇出来て、とても嬉しいよ。この瞬間をしっかりと味わいたいね。」と、満足そうに話した。
また「ツアーで20勝するのは簡単な事ではなく、達成出来るとは思っていなかった。でも、時として自分が夢見る以上の事が達成出来るものさ。」と、フェレール。さらにフェレールは、20という偶数の方が奇数よりも好ましいとも付け加えた。
一方、敗れたワウリンカはツアー4勝目を狙っていたが、惜しくも達成とはならなかった。ワウリンカは2011年にチェンナイの大会で優勝して以来、タイトルを獲得しておらず、今回もタイトルに見放された。
そのワウリンカは、準優勝のトロフィーを受け取り「今週は素晴らしい1週間になった。彼(フェレール)は、偉大なるチャンピオンだよ。」と述べ、勝者を称えた。
今大会は過去5年間、フェレールを含むクレーのスペシャリストと呼ばれるスペイン人選手が優勝しており、ワウリンカはその壁を崩すことは出来なかった。その5年については、2009年にT・ロブレド(スペイン)、2010年にJ・C・フェレーロ(スペイン)、2011年はN・アルマグロ(スペイン)、そして昨年と今年はフェレールが優勝している。最後にスペイン人以外の選手が優勝したのは2008年のことで、優勝者はD・ナルバンディアン(アルゼンチン)だった。
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