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12月27日(木)に開幕した男子テニス・エキシビジョンのムバダラ・ワールド・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦アブダビ)。金曜日にはその準決勝が行われ、世界王者で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界5位のD・フェレール(スペイン)を6-0, 6-3で一蹴し、シードを守って決勝進出を決めた。
ジョコビッチは第1セットをわずか26分、6-0で先取する。
第2セットに入るとフェレールも反撃、1-1からの第3ゲームでブレークに成功、2-1とリードを重ねる。
しかしジョコビッチは見事なタッチのドロップショット、続いてウィナーを放ち、すぐに2-2のタイに戻す。
その後、ジョコビッチは3-2からブレークに成功して4-2とすると、そのままリードを生かし、試合に終止符を打った。
試合後、ジョコビッチは「2013年シーズン初の大会にしては上出来で驚いているよ。全豪オープンに向けた準備としても今大会のコートはすばらしいサーフェス。皆、今大会が大好きなんだ。練習のために大会開始の数日前に現地入りしたんだけど天気がすばらしく、また試合中には観客席にセルビアの旗もみえた。とても励みになったよ。観客の皆さんからポジティブなエネルギーをできる限り得ようとしているんだ。」と話した。
フェレールは昨年も決勝戦でジョコビッチと対戦、今回同様に敗れて準優勝に終わっていた。
「彼(ジョコビッチ)はどんなショットでも繰り出せる。プレーは安定しているし、最盛期だね。自信がみなぎっている。でももちろん僕もさらにいいテニスを心がけていくよ。調子のいいときも悪いときもある。今日はいいテニスができなかったけど、ポジティブな気持ちは忘れたくない。」とはフェレールの弁。
続く準決勝第2試合では世界9位のJ・ティプサレビッチ(セルビア)と同11位のN・アルマグロ(スペイン)が対戦、アルマグロが2-6, 7-6(7-3), 6-2でティプサレビッチに逆転勝ちし、決勝進出を決めた。アルマグロは出場を予定していた世界4位のR・ナダル(スペイン)が参加できなくなったため、代理で急きょ今大会に出場している。
ナダルは胃腸炎のために復帰戦としていた今大会を欠場し、そのため全豪オープンへの欠場も決めている。
そして土曜日に迎えた天王山の決勝戦。ジョコビッチの胸を借りたアルマグロは第1セットをタイブレークの末に奪ったものの、第2、3セットを続けて落としてしまい、6-7(4-7), 6-3, 6-4のスコアでジョコビッチが勝利、大会優勝を決めた。
試合の第1セット、アルマグロはタイブレークで1-3とリードすると、そのまま同セットを7-6で先取する。
しかし第2セットに入るとジョコビッチが反撃を開始、2-1からの第4ゲームをブレークし、そのまま第2セットを6-3で奪い返す。
そして迎えたファイナルセット。キープ合戦が続いたが、5-4からの第10ゲームでジョコビッチがアルマグロのサービスのブレークに成功、このセットを6-4で奪うと、満面の笑みでトロフィーを手にした。
ジョコビッチは決勝まで失セット0だったが、決勝戦ではアルマグロの勢いに押されて初めてセットを奪われた。
優勝を決めたジョコビッチは「アルマグロは(ナダルの代わりとして)数日前に到着、遅れてトーナメントに参加したのに、昨日と今日の彼のパフォーマンスはすばらしかった。」と述べ、敗者をたたえていた。
決勝では両選手ともにサービスエースの数は12に上った。しかしアルマグロは手にした6本のブレークポイントのうち1本しかブレークに結び付けることができず、またリターン時のポイント獲得率も34%にとどまったことが勝敗を分けた。
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