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今年10月に東京は有明コロシアムで行われた男子テニスの楽天ジャパン・オープンで初の4強入りを果たした錦織圭(日本)。本日はコラム第9弾 楽天ジャパン・オープンその3【0勝3敗での対戦】をお届けします。
【0勝3敗での対戦】
錦織圭は、準決勝で元世界ランク8位のM・バグダティス(キプロス)と対戦。速いテンポのラリー戦を展開するバグダティスに対し、過去の対戦で錦織圭は0勝3敗と負け越していた。
「彼(バグダティス)はサーブがいいのと、カウンターが上手いというのは頭に入っている。思い切ったプレー出来れば、精神的にも強くなると思う。」と、錦織圭は試合前に語っていた。
この試合、第1セットの第3ゲームで試合が動く。バグダティスのサービスゲームで、ブレークチャンスを握った錦織圭は鮮やかなバックハンドのリターンエースを決め、ゲームカウント2-1とリードする。
その後、フォアハンドのドロップショットやバックハンドのカウンターショットなどを決め、第7ゲームもブレークした錦織圭は完全に試合の主導権を握り、第1セットを先取する。
第2セットに入っても試合の流れは変わらず、第1ゲームでバグダティスの強烈なアプローチショットに対し、錦織圭はフォアハンドのパッシングショットを決め、右手の拳を上げてガッツポーズ、いきなりブレークしこのセット最高のスタートを切る。
これで意気消沈したバグダティスはボールを返すのがやっとで、何度の錦織圭の放つショットを見送った。錦織圭の放つ全てのショットはまさにパーフェクトだった。
会場の盛り上がりが上がると同時に、錦織圭の調子もさらにヒートアップし、華麗なサーブ&ボレーなどでバグダティスを完全に翻弄。そして、マッチポイントを握った錦織圭はオープンコートへ鋭いバックハンドのショットを放ち、最後は美しいバックハンドボレーで決めてゲームセット。笑顔で楽天ジャパン・オープン初の決勝進出を決めた。
決勝進出を決めた錦織圭は「正直、信じられないところもあります。今まで日本でいいプレーが出来ていなかった。今日は80点、90点に近い試合が出来たと思う。これだけのいいプレーが出来たというのは非常に嬉しいです。」と、コメントしていた。
【金メダリスト、マッチポイント握りながらも】
一方、第1シードのA・マレー(英国)は準決勝でM・ラオニチ(カナダ)と対戦。しかし、全米オープン決勝以来となる対戦からか、マレーはマッチポイントを握りながらも逆転負けを喫してしまう。
この結果から、決勝戦は錦織圭とビッグサーバーで強烈なストロークを放つラオニチの決勝戦が決まった。
【続きは、明日12月27日(木)】
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