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男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は6日、シングルス準決勝が行われ、第8シードの錦織圭(日本)はM・バグダティス(キプロス)に6-2, 6-2のストレートで勝利し、決勝で第6シードのM・ラオニチ(カナダ)と対戦することが決まった。
決勝進出を決めた錦織圭がインタビューに答えた。
「今日もいい試合が出来たと思います。後ろからでも何を打っても入る状況だったので、最後まで攻撃的に行こうと心掛けていた。相手にチャンスを与えず、自分のペースでやれたと思います。」と、バグダティスとの準決勝を振り返った。
ホームで決勝進出したことについては「正直、信じられないところもあります。今まで日本でいいプレーが出来ていなかった。日本での大会で決勝までいけることは、どの大会よりも嬉しいですね。」
今日のテニスについて錦織は「今日は80点、90点に近い試合が出来たと思う。昨日は100点以上のプレーが出来たけど、今日はその後の試合だったので調子が続くとは思っていなかった。けど、これだけのいいプレーが出来たというのは非常に嬉しいです。」
また錦織は「1回戦、2回戦を3セットの苦しい中で勝てたのは大きかった。1回戦は気持ちが難しい中、自信もついてきた。精神的にも強くなってきた。後ろに下がらず、前へ攻める姿勢を保てているのが勝っている要因だと思います。」
決勝まで勝ち進むイメージができていたかと聞かれた錦織は「全くしていなかったです。先程も言ったように、日本でプレーすることは多少重みになっていたのもあり、いつもいいプレーが出来ていなかった。今回のように日本でいい試合をして勝てるというのは、今までにない嬉しさ。日本での大会で優勝するのは目標にしていた。」
期待されていることについては「観客の方があれだけ応援してくれて助かりました。言いたくはないけど、ほとんどの方が僕を応援してくれたと思う。1回戦、2回戦は多少プレッシャーを感じていたけど、調子が良くなりこのような結果になった。精神的に成長したと思う。トップ10にも勝ったので、その中で成長し自信がついてきた。」
リターンについては「先週からセカンドサーブを攻めていこうというのは意識している。今回のダブルスがリターンの自信を得るのに役立ったと思います。ダブルスで調子が良くなって、シングルスでも自信を持って返せるようになった。攻める姿勢というのは気持ちの中にあるので、それはリターンに上手く備わってきている。」
明日のラオニチ戦については「リターンが鍵になると思う。ラオニチのサーブは強い。マレーも非常にリターンのいい選手だけど、あのような結果になってしまった。サーブに関しては冷静に、リターンは1つのチャンスを逃さないようにしていきたい。」
加えて「(ラオニチは)前に出るタイミングがめちゃくちゃ速い。1番攻撃的な選手というくらいフォアに回り込んですぐに前に出てくる。サーブに自信を持っている分、リターンでも積極的にくると思う。やはり自分のサービスキープが重要になってくる。速い展開について行くことが大切だと思います。」
最後に錦織は「満員のお客さんの中でプレー出来るのは、本当に幸せです。明日もたくさんの応援をお願いしたいです。自分のベストを尽くして、日本で初優勝を目指して頑張ります。」と、コメント。
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