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今年10月に東京は有明コロシアムで行われた男子テニスの楽天ジャパン・オープンで、22歳の錦織圭(日本)が2008年デルレイビーチ国際テニス選手権以来となるツアー大会2度目の優勝を果たし、ツアー公式戦となった1973年以降で日本人初の優勝となる快挙を成し遂げた。
本日はコラム第9弾 楽天ジャパン・オープンその1【気まずい圭と豪、世界に挑戦した日本勢】と【マレーの貫録】をお届けします。
【気まずい圭と豪、世界に挑戦した日本勢】
日本勢の1回戦を振り返ると、錦織圭は同胞の添田豪(日本)と対戦することになった。結果は逆転で錦織が勝利し、試合後の会見で「気まずかったです。今年仲が良くなってきているのを感じていたので、試合するのは本当に嫌です。(ドロー抽選をした)守屋宏紀(日本)君を本当に恨んでいます。」と、会見場を笑わせた。
《錦織圭、試合後「気まずかったです」 過去記事はこちら》
その守屋宏紀は主催者推薦で出場し、1回戦でS・ワウリンカ(スイス)と対戦。今年、予選から出場した全米オープンで本戦出場を果たしていた守屋宏紀は、元世界9位のワウリンカと互角のラリー戦を展開し、有明コロシアムの観客を沸かせると同時に、今後さらに期待ができる試合だった。
結果的に守屋宏紀は敗れるも、勝利したワウリンカは「彼(守屋)は非常にいい選手。今日、彼は明らかにランキング以上のプレーをしたと思う。彼は集中していたし、簡単な相手ではなかった。」と、コメント。
《守屋に勝利したワウリンカ「簡単な相手ではなかった」 過去記事はこちら》
守屋宏紀と同じく主催者推薦で出場した杉田祐一(日本)は健闘するもJ・シャーディ(フランス)に敗れ、初戦敗退に終わった。今年シャーディは、全米オープンの前哨戦であるW&SマスターズでA・ロディック(アメリカ)、さらにA・マレー(英国)を破り勢いに乗っていた。
《杉田祐一、力の差を見せつけられる 過去記事はこちら》
また、今季グランドスラム初勝利をあげ、オリンピック初出場を果たした伊藤竜馬(日本)は、当時世界ランク12位のN・アルマグロ(スペイン)を破る大金星をあげた。
《伊藤竜馬が世界12位を下す大金星 過去記事はこちら》
【マレーの貫録】
一方、日本勢以外ではマレーとI・カルロビッチ(クロアチア)、J・ティプサレビッチ(セルビア)とG・シモン(フランス)、J・モナコ(アルゼンチン)とG・ディミトロフ(ブルガリア)の好カードがあった。
今年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得し、全米オープンでは四大大会初優勝を果たしたマレーは、ビッグサーバーのカルロビッチに対し、華麗なロブやパッシングショットを決めてストレートで勝利を収めた。
1回戦を終えたマレーは、試合後のインタビューで「以前の自分はグランドスラムに集中しすぎていた。今は優勝することができた。これからは1年を通して1つ1つのトーナメントで、1球1球のボールに目を離さず責任を持って、全ての試合でいいプレーができるよう心掛けていく。」と、コメントしていた。
《金メダリストのマレーが好発進 過去記事はこちら》
《全米覇者マレーが語る「責任を持って」 過去記事はこちら》
ティプサレビッチとシモンは、前週に行われたタイ・オープンの準決勝でも対戦していたが、楽天ジャパン・オープンでは1回戦から対戦することになった。結果は、激しいラリー戦の末にティプサレビッチが逆転で初戦突破を決めた。
《ティプサレビッチが粘るシモン振り切る 過去記事はこちら》
また、モナコとディミトロフの1回戦は、モナコの一方的な勝利となった。ディミトロフは敗れはしたものの、才能溢れるテニスを日本のテニスファンに披露した。
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【続きは明日12月25日(火)】
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