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男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は2日、シングルス1回戦が行われ、第8シードの錦織圭(日本)が添田豪(日本)に逆転で勝利し、T・ロブレド(スペイン)と2回戦で対戦することが決まった。
試合後、錦織がインタビューに答えた。
奪われた第1セットについては「1セット目は内容が悪いわりには先にブレークしたけど、サービスゲームでゲームポイントがありながらキープが出来なかった。そこに1セット目を取れなかった理由があると思う。サーブもなかなか入らなかった。大事なポイントをしっかり取っていれば、もしかしたら1セット目を取れていたかもしれない。」
第2セットからについては「2セット目からは硬さも抜けてきて、いいラリーが出来るようになってきた。2セット目からの内容には満足している。3セット目はラケットもしっかり振り抜いて攻撃的に出来た。相手も前に出てきたりいいプレーをしていた。」と、錦織。
試合中トレーナーを呼び、左ひざを治療していたことについては「試合中に痛くなってきた。サーブであまりジャンプが出来なかったけど、ファイナルセットはしっかり足を使いサーブも良くなってきた。今のところ、明日になってみないといいのか悪いのか分からない。でも、大丈夫だと思います。」
硬さについては「昨日の夜イメージをして今日はリラックスして臨めると思っていたけど、試合に入ると緊張もあった。夏に簡単に負けていた相手だったので、思い切りのいいテニスが出来なかった。添田君も硬さがあって、それも見えてきたので、より自分も硬くなった。お互いの20・30パーセントも出ていない1セット目だった。」と、コメント。
試合中にラケットを交換したことについては「(ガットのテンションを)1ポンドだけ上げた。最後のラケットはしっくりきていたので問題はなかったです。」
試合前、添田となにを話したのかと聞かれた錦織は「気まずかったです。今年仲が良くなってきているのを感じていたので、試合するのは本当に嫌です。土曜日は一緒にご飯を食べに行った。気まずいのは、この2日間ですね。守屋君を本当に恨んでいます。」と、会見場を笑わせた。
先週のマレーシア・オープンでマッチポイントを握りながらも敗れたため、今大会へはどんなメンタル面で臨んだかと聞かれ「先週、内容はどんどん上がってきた。1回戦はぎこちなかったけど、ダビデンコに勝って、モナコにはマッチポイントがありながら負けてしまった。でも内容はすごく良かったので、(今大会には)いい状態で入れていると思う。」
多くの観客が入っていたことについては「たくさんの人の中で日本でやれることは、楽しさもありますし緊張もある。やりやすいとはなかなか言えないですけど、ファンの方達にみてもらって勝つことが出来るのは、日頃の恩返しが出来るかなと思います。」と、コメント。
試合のターニングポイントを聞かれた錦織は「1セット目はブレーク合戦で思うようなテニスが出来なかったので、精神的にはイライラしていた。2セット目では先にブレークして、そこから気持ちが少し吹っ切れた。2セット目を取って、集中力を上げて、少しでもいいプレーをしようと心掛けていた。3セット目で集中力を上げるのはいつも出来ているので、それが今日も出来ているかなと思います。」
添田については「得意のライジングで、速いタイミングで攻撃的に攻めて前に出るというパターンがすごく上手くなっている。それに押されて今日自分が前に出たり攻撃的なテニスが出来なかったのでやりにくかった。」と、錦織。
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