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【コラム】土壇場からのアンビリーバブル◇第5弾 2012激闘シリーズ その7

本日も2012年のテニス界「激闘シリーズ」をお届けします。今回は全米オープン決勝のS・ウィリアムズ(アメリカ)V・アザレンカ(ベラルーシ)の試合です。

今年の全豪オープンで優勝を果たし、世界ランキング1位の座を手にしたアザレンカ。その後もソニー・エリクソン・オープン女子準々決勝のM・バルトリ(フランス)に敗れるまで26連勝を記録し、圧倒的な強さを発揮していた。

対するセリーナは全仏オープンで初戦敗退後、ウィンブルドンで優勝を果たすとロンドンオリンピックではシングルス・ダブルスの2冠を達成するなど、女王アザレンカよりもスポットライトに当たる。

その両者が全米オープンの決勝で対戦することとなる。

【第1セット】
第2ゲームで闘志むき出しのセリーナは、アザレンカのアプローチショットに対し鮮やかなロブを決めるなどでブレークに成功、ゲームカウント2-0とする。

その後も、強烈なリターンエースやカウンターショットなどを面白いように決めたセリーナが、第8ゲームもブレークし、このセットを6-2で先取する。

【第2セット】
圧倒的な強さからセリーナのストレート勝利かと思いきや、ここから世界ランキング1位としての意地をみせ始めるアザレンカ。試合の流れを掴むため、第1ゲームでセリーナのサービスゲームを破ることができたアザレンカは、このセットで2度のブレークに成功し、勝負の行方は第3セットへ。

【第3セット】
まさに決勝戦に相応しい戦いとなった第3セット、激しいラリー戦の応酬から互いに1ブレークずつ奪い合う。その後、左右に振られても強靭なフットワークでしっかり返球したアザレンカが第7ゲームでブレーク。第10ゲームでは自らのサービスゲームであり、これをキープすると優勝というサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップのゲームを迎える。

だが、全米オープンで過去3度の優勝を誇るセリーナは慌てなかった。1ポイント目でアザレンカの甘くなったセカンドサーブを叩いてポイントを奪う。その後、苛立ちをみせるアザレンカに対し、セリーナは深いボールでプレッシャーをかけると土壇場でブレークし、ゲームカウント5-5となる。

これで息を吹き返したセリーナは、アザレンカのドロップショットにもしっかり対応し、第11ゲームをサービスキープする。

逆にプレッシャーのかかるアザレンカの隙をついたセリーナはリターンで攻め続けて、最後はアザレンカのバックハンドがアウトし、2時間18分でゲームセットとなった。

優勝したセリーナはアザレンカと握手を交わした後、感情を爆発させ何度もジャンプをして喜びを表現した。

優勝を目の前に敗れたアザレンカは、試合後タオルで顔を覆い涙を流した。

今大会で女子決勝戦がフルセットにもつれ込んだのは1995年以来のことだった。またウィンブルドンと今大会の連続で同じ選手が優勝したのは10年ぶりで、10年前にそれを達成したのもセリーナだった。

セリーナは「正直に言って、優勝できたなんて信じられない。準優勝のスピーチを考えていたほどだわ。」

一方「セリーナは優勝に値すると思う。真のチャンピオンが何たるかを示していた。」と、セリーナへコメントしたアザレンカ。

《セリーナ「信じられない」を連呼、女王アザレンカは涙◇全米オープン 過去記事はこちら》

以降、セリーナは女子テニスツアー最終戦であるWTAチャンピオンシップでも優勝を果たし、今季の成績を59勝4敗とした。対するアザレンカの勝率は69勝10敗。

2人の他にもM・シャラポワ(ロシア)A・ラドワンスカ(ポーランド)などが加えた2013年の女王争いが楽しみである。

《「セリーナが今季63戦59勝の驚異的成績で頂点へ◇WTA最終戦」過去記事はこちら》

【明日12月18日(火)も、今年の全米オープン激闘シリーズをお届けします】

○過去のコラムはコチラ○

【激闘シリーズ】
《「王者ジョコビッチの意地◇第5弾 2012激闘シリーズ その1」はこちら》

《「錦織、2セットダウンからの生還◇第5弾 2012激闘シリーズ その2」はこちら》

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《「5度目の正直は「あと1歩」が遠かった◇第5弾 2012激闘シリーズ その4」はこちら》

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(2012年12月18日1時03分)

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