- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【コラム】土壇場からのアンビリーバブル◇第5弾 2012激闘シリーズ その7

本日も2012年のテニス界「激闘シリーズ」をお届けします。今回は全米オープン決勝のS・ウィリアムズ(アメリカ)V・アザレンカ(ベラルーシ)の試合です。

今年の全豪オープンで優勝を果たし、世界ランキング1位の座を手にしたアザレンカ。その後もソニー・エリクソン・オープン女子準々決勝のM・バルトリ(フランス)に敗れるまで26連勝を記録し、圧倒的な強さを発揮していた。

対するセリーナは全仏オープンで初戦敗退後、ウィンブルドンで優勝を果たすとロンドンオリンピックではシングルス・ダブルスの2冠を達成するなど、女王アザレンカよりもスポットライトに当たる。

その両者が全米オープンの決勝で対戦することとなる。

【第1セット】
第2ゲームで闘志むき出しのセリーナは、アザレンカのアプローチショットに対し鮮やかなロブを決めるなどでブレークに成功、ゲームカウント2-0とする。

その後も、強烈なリターンエースやカウンターショットなどを面白いように決めたセリーナが、第8ゲームもブレークし、このセットを6-2で先取する。

【第2セット】
圧倒的な強さからセリーナのストレート勝利かと思いきや、ここから世界ランキング1位としての意地をみせ始めるアザレンカ。試合の流れを掴むため、第1ゲームでセリーナのサービスゲームを破ることができたアザレンカは、このセットで2度のブレークに成功し、勝負の行方は第3セットへ。

【第3セット】
まさに決勝戦に相応しい戦いとなった第3セット、激しいラリー戦の応酬から互いに1ブレークずつ奪い合う。その後、左右に振られても強靭なフットワークでしっかり返球したアザレンカが第7ゲームでブレーク。第10ゲームでは自らのサービスゲームであり、これをキープすると優勝というサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップのゲームを迎える。

だが、全米オープンで過去3度の優勝を誇るセリーナは慌てなかった。1ポイント目でアザレンカの甘くなったセカンドサーブを叩いてポイントを奪う。その後、苛立ちをみせるアザレンカに対し、セリーナは深いボールでプレッシャーをかけると土壇場でブレークし、ゲームカウント5-5となる。

これで息を吹き返したセリーナは、アザレンカのドロップショットにもしっかり対応し、第11ゲームをサービスキープする。

逆にプレッシャーのかかるアザレンカの隙をついたセリーナはリターンで攻め続けて、最後はアザレンカのバックハンドがアウトし、2時間18分でゲームセットとなった。

優勝したセリーナはアザレンカと握手を交わした後、感情を爆発させ何度もジャンプをして喜びを表現した。

優勝を目の前に敗れたアザレンカは、試合後タオルで顔を覆い涙を流した。

今大会で女子決勝戦がフルセットにもつれ込んだのは1995年以来のことだった。またウィンブルドンと今大会の連続で同じ選手が優勝したのは10年ぶりで、10年前にそれを達成したのもセリーナだった。

セリーナは「正直に言って、優勝できたなんて信じられない。準優勝のスピーチを考えていたほどだわ。」

一方「セリーナは優勝に値すると思う。真のチャンピオンが何たるかを示していた。」と、セリーナへコメントしたアザレンカ。

《セリーナ「信じられない」を連呼、女王アザレンカは涙◇全米オープン 過去記事はこちら》

以降、セリーナは女子テニスツアー最終戦であるWTAチャンピオンシップでも優勝を果たし、今季の成績を59勝4敗とした。対するアザレンカの勝率は69勝10敗。

2人の他にもM・シャラポワ(ロシア)A・ラドワンスカ(ポーランド)などが加えた2013年の女王争いが楽しみである。

《「セリーナが今季63戦59勝の驚異的成績で頂点へ◇WTA最終戦」過去記事はこちら》

【明日12月18日(火)も、今年の全米オープン激闘シリーズをお届けします】

○過去のコラムはコチラ○

【激闘シリーズ】
《「王者ジョコビッチの意地◇第5弾 2012激闘シリーズ その1」はこちら》

《「錦織、2セットダウンからの生還◇第5弾 2012激闘シリーズ その2」はこちら》

《「4度の絶体絶命を振り切った王者◇第5弾 2012激闘シリーズ その3」はこちら》

《「5度目の正直は「あと1歩」が遠かった◇第5弾 2012激闘シリーズ その4」はこちら》

《「「40時間くらい」と思わせるフルセットマッチ◇第5弾 2012激闘シリーズ その5」はこちら》

《「「王者の椅子を譲る時、そして運命を分けた1ポイント◇第5弾 2012激闘シリーズ その6」はこちら》

【新星選手シリーズ】
《「フェデラーを脅かし、クレイステルスを破った若手達◇第4弾 2012新星選手シリーズ その1」はこちら》

《「ナダルを打ちのめした恐ろしい男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その2」はこちら》

《「これぞ「快進撃」と言わしめた男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その3」はこちら》

【フェデラーシリーズ】
《「フェデラー、王者奪還なるか◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その1」はこちら》

《「フェデラーに神が降りる◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー「グランドスラムで優勝したくらいの感情」◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その3」はこちら》

《「フェデラー、勢い止められずタイトル逃す◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その4」はこちら》

【引退選手シリーズ】
《「貴公子フェレーロ、やっと手にしたビッグタイトル◇第2弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「完璧主義者のフェレーロ、最後は涙のフィナーレ◇第2弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「ロディック、ギルバートと手を組み栄冠◇第1弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「ロディックに「フェデラー」という壁が立ちはだかる◇第1弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー最大の被害者となったロディック「自分がどう感じるかが重要」◇第1弾 2012引退シリーズ その3」はこちら》

(2012年12月18日1時03分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

8月9日

安居院咲空が全小V「日本一になれた」 (16時48分)

【告知】伊藤あおいvsパブリュチェンコワ (14時47分)

今季引退の元世界4位 初戦突破 (14時12分)

平均40歳以上限定の団体戦が開催! (14時03分)

錦織圭 フェデラー風 片手バック披露 (13時07分)

シナー 最終戦の出場権獲得 (10時53分)

内島萌夏 8大会連続初戦敗退 (9時53分)

大坂なおみ シンシナティOP欠場 (8時54分)

大坂なおみ 対戦相手に謝罪 (8時01分)

錦織圭 3ヵ月ぶり復帰戦は黒星 (1時54分)

【1ポイント速報】錦織圭vsカラベリ (0時01分)

8月8日

錦織圭 世界65位で日本勢トップ維持 (16時25分)

22歳 死闘制しマスターズ初V (15時37分)

失意の大坂なおみ 会見欠席 (13時49分)

大坂なおみ 3年7ヵ月ぶりTOP30復帰 (12時37分)

18歳新星 大坂なおみ撃破しV (11時10分)

大坂なおみ 準Vで涙、スピーチは15秒 (9時54分)

大坂なおみ 18歳に逆転負けで準V (9時14分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsエムボコ (7時01分)

西岡良仁 予選勝者に屈し初戦敗退 (6時45分)

伊藤あおい 2大会連続WTA1000初戦突破 (6時00分)

8月7日

錦織圭 エキシビ出場決定 (17時00分)

29歳 ズベレフ撃破で8度目V王手 (15時08分)

大坂なおみ「私も応援して(笑)」 (12時48分)

大坂なおみ 出産後ツアー初V王手 (12時03分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsタウソン (10時10分)

伊藤あおい 2大会連続でWTA1000本戦へ (9時55分)

全米OP賞金 史上最高額に (9時04分)

大坂なおみ 勝てば次戦は初戦免除 (8時24分)

望月慎太郎 マスターズ予選敗退 (7時48分)

【動画】錦織 圭、フェデラー顔負けの片手バックハンドウィナー! (0時00分)

8月6日

自己最多タイ・エース20本で初4強 (16時07分)

22歳 最終戦初出場が射程圏内に (14時47分)

大坂なおみら ベスト4出揃う (12時16分)

錦織圭 復帰初戦は世界47位に決定 (11時50分)

穂積絵莉が柴原瑛菜破る番狂わせ (11時04分)

大坂なおみ 全米OPシード入りか (10時58分)

大坂なおみ 出産後初 WTA1000で4強 (9時57分)

望月慎太郎 マスターズ本戦入り王手 (9時43分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsスビトリナ (8時38分)

伊藤あおい 逆転勝ちで本戦王手 (8時17分)

大坂なおみら ジャパンOP出場決定 (7時46分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!