- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【コラム】「40時間くらい」と思わせるフルセットマッチ◇第5弾 2012激闘シリーズ その5

本日も2012年のテニス界「激闘シリーズ」をお届けします。今回はウィンブルドン準々決勝のA・ラドワンスカ(ポーランド)M・キリレンコ(ロシア)の試合です。

2011年、日本の有明コロシアムで行われた東レPPOでV・ズヴォナレーワ(ロシア)に勝利して優勝を飾り、日本での知名度を一気に上げたラドワンスカ。これまでグランドスラムでは、過去5度のベスト8進出を果たしていたが、それ以上の結果を出すことができていなかった。

《「ラドワンスカがズヴォナレーワ破り優勝◇東レPPO」過去記事はこちら》

一方、キリレンコは2010年の全豪オープン以来となるベスト8進出を果たし、グランドスラムで自己最高となる4強を目指した。また、キリレンコはN・ペトロワ(ロシア)とのダブルスでも活躍しており、今年の全仏オープンでは決勝へ進出していた。

【第1セット】
両者がベスト4進出をかけて対戦したこの試合、1ポイント目から繊細なタッチのドロップショットなどが放たれるなどレベルの高いラリー戦が展開される。

当時世界ランキング3位だったラドワンスカは、キリレンコの強烈なショットに対し、逆をつくクレバーなショットやバックハンドのスライスを織り交ぜ、第5ゲームでブレークに成功、ゲームカウント3-2とリードする。

以降、ネットプレーを加えたバリエーションのあるプレーでキリレンコを畳み掛け、ラドワンスカはサービング・フォー・ザ・セットのゲームを迎える。しかし、キリレンコにリターンエースを決められるなどでブレークバックを許し、ゲームカウント5-5となる。

ここから試合の流れはキリレンコに傾くかと思われたが、ラドワンスカはラブゲームでブレークに成功。その後、第12ゲームで2度目のサービング・フォー・ザ・セットで、最後サービスウィナーを奪ったラドワンスカがこのセットを先取する。

【第2セット】
第2セット序盤から、ラドワンスカがブレークするとキリレンコもブレークバックする展開が続く。

迎えた第10ゲーム、凡ミスを重ねたラドワンスカに対し、キリレンコはリターンエースなどを決め第2セットを奪い、セットカウント1-1となる。

【第3セット】
勝敗がかかった第3セット、両者1ブレークずつ奪い合い1歩も譲らない試合が続く中、第9ゲームで雨による中断。この試合は1番コートで行われていたが、屋根の閉まったセンターコートで再開され、第9ゲームはキリレンコがサービスゲームをキープ。

ラドワンスカはゲームカウント4-5とプレッシャーのかかる第10ゲームで15-30と一時キリレンコにリードを許すも、ワイドへのスライスサーブや放ったドロップショットがネットインするなどで、なんとかサービスキープし、ゲームカウント5-5となる。

ラドワンスカは第11ゲームで目の覚めるようなパッシングショットを決めるなどでブレークに成功、第12ゲームでは最後キリレンコのフォアハンドがサイドアウトし、ゲームセットとなった。

試合後、ラドワンスカは「今日は40時間くらいのような感じがするわ。1日中ロッカールームで待機していたからね。外は雨が降って、風が吹いていた。そして結局、インドアでプレーになり3時間かかったけど、試合に勝てて満足。」

自身初となるグランドスラム4強入りを果たしたラドワンスカは、準決勝でA・ケルバー(ドイツ)にストレートで勝利し決勝へ進出。決勝ではS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れ、タイトル獲得とはならなかったが、ウィングルドン終了後には自己最高ランキングとなる2位を記録した。

《「セリーナが2年ぶり5度目のタイトル獲得◇ウィンブルドン」過去記事はこちら》

【明日12月15日(土)も、今年のウィンブルドン激闘シリーズをお届けします】

■過去のコラムはコチラ■
○激闘シリーズ○
《「王者ジョコビッチの意地◇第5弾 2012激闘シリーズ その1」はこちら》

《「錦織、2セットダウンからの生還◇第5弾 2012激闘シリーズ その2」はこちら》

《「4度の絶体絶命を振り切った王者◇第5弾 2012激闘シリーズ その3」はこちら》

《「5度目の正直は「あと1歩」が遠かった◇第5弾 2012激闘シリーズ その4」はこちら》

○新星選手シリーズ○
《「フェデラーを脅かし、クレイステルスを破った若手達◇第4弾 2012新星選手シリーズ その1」はこちら》

《「ナダルを打ちのめした恐ろしい男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その2」はこちら》

《「これぞ「快進撃」と言わしめた男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その3」はこちら》

○フェデラーシリーズ○
《「フェデラー、王者奪還なるか◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その1」はこちら》

《「フェデラーに神が降りる◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー「グランドスラムで優勝したくらいの感情」◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その3」はこちら》

《「フェデラー、勢い止められずタイトル逃す◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その4」はこちら》

○引退選手シリーズ○
《「貴公子フェレーロ、やっと手にしたビッグタイトル◇第2弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「完璧主義者のフェレーロ、最後は涙のフィナーレ◇第2弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「ロディック、ギルバートと手を組み栄冠◇第1弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「ロディックに「フェデラー」という壁が立ちはだかる◇第1弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー最大の被害者となったロディック「自分がどう感じるかが重要」◇第1弾 2012引退シリーズ その3」はこちら》

(2012年12月14日17時16分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

11月22日

伊藤あおい 4強入り、1日3試合戦う (20時20分)

清水悠太 日本人対決制し8強 (17時29分)

デビスカップ 4強出揃う (16時11分)

モヤ綴るナダル「感謝と労い」 (15時17分)

坂本怜 10代対決制し初の8強入り (14時12分)

【1ポイント速報】慶應チャレンジャー2回戦 (13時57分)

望月慎太郎 ストレート負けで8強ならず (12時11分)

45歳以上国別対抗戦 日本男子がV王手 (9時52分)

“鉄板”シナーで2連勝 連覇狙う伊4強 (8時21分)

米を下した豪 3年連続デ杯4強へ (7時31分)

11月21日

伊藤あおい/齋藤咲良ペア 初戦突破 (19時58分)

ラファエル・ナダル 記録一覧 (18時41分)

あなたも日本テニス界を盛り上げる一員に! (17時02分)

残り3日でまだ1回戦 (15時41分)

クリロナら ナダル引退惜しむ (14時19分)

大坂なおみ カムバック賞の候補に (12時10分)

ドイツ快勝、カナダ下し4強入り (9時57分)

イタリア 11年ぶり5度目のV (8時34分)

11月20日

【20周年特別企画】総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合 (17時44分)

アルカラス「ラファは一人しかない」 (13時16分)

躍進スロバキア 米・豪・英下し決勝へ (12時21分)

ナダル引退「本当にありがとう」 (10時38分)

ナダル「一生懸命夢に向かえばそれが叶う」 (8時48分)

スペイン敗北 ナダルは引退へ (8時05分)

アルカラス 意地のストレート勝利 (5時12分)

ナダル撃破「本当に特別な試合」 (4時17分)

ナダル 引退大会で黒星も闘志 (3時15分)

【1ポイント速報】ナダル 引退大会でシングルス出場 (0時29分)

11月19日

伊藤あおい 快勝で初戦突破 (22時01分)

島袋将 ストレート負けで初戦敗退 (20時26分)

坂本怜 シード撃破「優勝が目標」 (19時14分)

フェデラー 引退ナダルに長文メッセージ (17時45分)

18歳の坂本怜 慶應チャレンジャー初戦突破 (15時15分)

【1ポイント速報】慶應チャレンジャー1回戦 (15時12分)

デ杯で引退も「他選手と同じように…」 (14時46分)

内山靖崇 2時間半超え熱戦の末初戦敗退 (13時52分)

TOPプロの熱戦を目の前で BLUE SIX HEAT JAPAN 2024 (11時54分)

望月慎太郎 快勝で初戦突破 (11時19分)

熱戦制した伊 2年連続決勝へ (9時48分)

ナダル「理想的な別れというものはない」 (8時32分)

【動画】ナダル 生涯のハイライト全て振り返る (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!