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男子テニスツアーのBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィー(ルーマニア/ブカレスト、賞金総額39万8250ユーロ、クレー)は25日、シングルス2回戦3試合が行われ、前年度チャンピオンで第2シードのF・マイヤー(ドイツ)がX・マリス(ベルギー)の前に5-7, 6-4, 4-6のフルセットで敗れ、早くも大会を去った。
2002年8月に自己最高位の19位を記録したマリスは、ここ数年は右手首の怪我に泣かされて思うような結果が出せずにいたが、この日はかつてのプレーを彷彿とさせるテニスを披露し、昨年チャンピオンのマイヤーからフルセットの接戦を制して今季初のツアー8強入りに成功した。
第1セットは両者ともにセカンドサーブではなかなかポイントが奪えずにブレーク合戦となったが、最後にマリスが自身のサーブをキープしてそのセットを先取。第2セットはマイヤーが1度もブレークをマリスに許さず、5-4からの第10ゲームでマリスのサーブをブレークしセットオールへと追い付いた。
勝敗を決める第3セットでは序盤でマリスがマイヤーからブレークを奪うと、その後のマリスは1度もブレークポイントさえマイヤーに与えず、2時間15分で勝利を物にした。
「今日は良いプレーが出来ました。お互い良いテニスをしていましたが、最終的に勝利することが出来て本当に嬉しいです。とても気分が良いです。今年は思うような成績が出ず苦しんでいましたが、今季初の準々決勝進出です。肉体的には、長い試合の後ではありますがとても良い感じです。先週はかなりのハードトレーニングを積んだので、そのお陰だと思います。」とマリスは勝利の喜びを表していた。
世界ランク21位のマイヤーは、昨年の決勝戦ではP・アンジャー(スペイン)を下して自身唯一のツアー・タイトルを獲得していた。今季はこれで4勝10敗と成績を落としている。
この日行われた残りの試合では、予選勝者が準々決勝進出を決めた。
D・ブランズ(ドイツ)がJ・ゾップとの予選勝者対決を7-6 (7-3), 6-3のストレートで制し、同じく予選勝者のA・バラジャがP・スタラーチェ(イタリア)を6-3, 6-4で一蹴し、ベスト8入りを決めた。
世界ランク119位のブランズは、昨年10月のウィーン大会以来となる準々決勝進出で、同450位のバラジャはこれが自身初となるATPツアーでの準々決勝入りだった。ブランズは第4シードのV・トロイキ(セルビア)とM・バッヒンガー(ドイツ)の勝者と、バラジャはマリスとそれぞれ準々決勝で対戦する。
この日はトロイキとバッヒンガーの2回戦も予定していたが、悪天候のため試合開始を迎えず翌日へと順延が決まった。
今大会の優勝賞金は7万1900ユーロ。
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