男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日、ダブルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場したR・アルネオド(モナコ)/ M・ギニャール(フランス)組が第7シードの
J・キャッシュ(イギリス)/
L・グラスプール(イギリス)組を1-6, 7-6 (10-8), [10-8]の逆転で破り、優勝を果たした。アルネオドは、モナコ国籍選手で史上初となる、同大会制覇の快挙を達成した。
>>【動画】アルカラス、モンテカルロマスターズ優勝の瞬間!<<>>ムセッティ、アルカラスら モンテカルロ・マスターズ組合せ<<1回戦で第5シードの
M・グラノジェルス(スペイン)/
H・セバリョス(アルゼンチン)組を下し初戦突破したアルネオドとギニャールのペアは2回戦を不戦勝で勝ち上がり8強入り。準々決勝で
R・ボパンナ(インド)/
B・シェルトン(アメリカ)組、準決勝で第2シードのH・ヘリオヴァーラ(フィンランド)/
H・パッテン(イギリス)組を破って決勝へと駒を進めた。
決勝戦、2度のブレークを許し第1セットを落としたアルネオド/ ギニャール組だったが、第2セットでは観客の大声援を受け奮闘。4度のブレークポイントを凌ぎタイブレークに入ると、2度のマッチポイントを守りこれを制して、10ポイント制のマッチタイブレークへ突入する。マッチタイブレークでは序盤2ポイントで2度のミニブレークに成功するが、その後追いつかれイーブンに。それでも、8-8から値千金となるミニブレークを奪うと、初めて手にしたマッチポイントを決め切り、1時間25分でタイトルを獲得した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはモナコ国籍選手史上初のロレックス・モンテカルロ・マスターズのトロフィーを手に入れたアルネオドと、ギニャールのコメントが掲載されている。
アルネオド:「何が起こったのかわからない。夢のようだよ。このトーナメントで優勝できたことは、僕にとって、テニスでやってきたことが果たされた。この大会で優勝したことで、僕のテニス人生は夢のゴールに到達したと言えるんだ」
ギニャール:「今年のクレーコートでの試合は、マラケシュでの1試合だけだったんだ。でも、トレーニングで取り組むべきことは分かっていたし、今週はそれができた。ロマン(アルネオド)のことは本当に、本当にうれしい。モナコにとってもね。今は言葉が出ないよ」
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