男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク42位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6 (7-2), 6-4のストレートで下し初の決勝進出を果たすとともに、ATPマスターズ1000で約1年1ヵ月ぶり6度目の優勝に王手をかけた。
>>アルカラスら モンテカルロ・マスターズ組合せ<<>>日本vsカナダ BJK杯第1試合 1ポイント速報<<21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは3年ぶり2度目。2022年は初戦で敗れていたが、今年は初戦の2回戦で同22位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)、3回戦で予選勝者で同84位の
D・アルトマイヤー(ドイツ)、準々決勝で第12シードの
A・フィス(フランス)を下し準決勝に駒を進めた。
25歳のダビドビッチ フォキナとの同胞対決となった準決勝の第1セット、アルカラスは1ブレークアップで迎えた第8ゲームでセットポイントを2本逃すと、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでもセットポイントを1本逃し、ブレークバックを許す。それでもその後のタイブレークでは、序盤で4ポイントを連取しこのセットを獲得する。
続く第2セット、勢いに乗ったアルカラスは第1ゲームでブレークに成功。サービスゲームでは相手に1度もブレークポイントを与えずキープを続けると、最後は6本目のマッチポイントで粘るダビドビッチ フォキナを振り切り2時間9分で同大会初の決勝進出を果たした。
アルカラスがATPマスターズ1000で決勝に進出するのは優勝した昨年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来、約1年1ヵ月ぶり6度目。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のアルカラスのコメントを掲載。アルカラスは本音を漏らしつつ喜びを語った。
「長い間マスターズの決勝に進出していなかった。ただ辛抱強く、この瞬間がまた来ると信じていた。観客は時に辛抱強くないときがあって、毎回決勝に進出することを望んでいる。彼らにまた僕の決勝戦を観戦する機会を与えることができて、本当に嬉しい」
アルカラスは決勝で、ATPマスターズ1000で6度目、ツアー大会では18度目のタイトル獲得をかけ第13シードの
L・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは準決勝で第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
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