女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナル予選 グループA(日本/東京、室内ハード)は12日、「日本対ルーマニア」が行われ、日本が3勝0敗で勝利を決めた。
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2025年のファイナル予選は3ヵ国による6グループ(計18ヵ国)でラウンドロビン(総当たり戦)を実施。それぞれの対戦は、シングルス2試合とダブルス1試合で争われ、グループで1位となった国が9月に中国で行われるファイナルに進出できる。
ファイナル予選は各グループで1ヵ国がホストとなり試合をホームで行える。グループAは日本・カナダ・ルーマニアの3ヵ国で日本がホストになっている。
11日にはカナダがルーマニアを3勝0敗で下し初戦を白星で飾った。
12日は日本とルーマニアが対戦。第1試合のシングルスでは世界ランク136位の
柴原瑛菜が同211位の
M・ブルガル(ルーマニア)を7-5, 6-2のストレートで下し、日本が1勝を挙げ勝利に王手をかけた。
第2試合のシングルスでは世界ランク51位の
内島萌夏が同88位の
A・トドーニ(ルーマニア)と対戦。内島は2度のマッチポイントを凌ぎ3-6, 7-6 (7-3), 6-2の逆転勝ちを収め、日本は2勝0敗とし勝利を決めた。
そして第3試合のダブルスでは
青山修子/
穂積絵莉ペアが
M・ガエ(ルーマニア)/
I・アマリエイ(ルーマニア)ペアに6-4, 6-2のストレートで快勝し、日本は3勝0敗として全勝での勝利を飾った。
会見で
杉山愛監督は試合を振り返った。
「今日はスタートの柴原選手がちょっと緊張感があるというふうに彼女も言ってましたけれども、そういった緊張感もしっかりと受け止めながら自分のテニスをやりきることができて、どんどん尻上がりにいいテニスができるようになって、いい勝ち方をしてくれたので、本当にその勝利が日本にいい流れを持ってきてくれたなというふうに思っています」
「2試合目の内島選手も劣勢でしたけれども、そこから自分のテニスを上げていくことができて、彼女の一番の成長をあの試合で見ることができたので、何よりも嬉しかったなというふうに思います」
「穂積選手、青山選手のダブルスは、明日のカナダ戦に向けては、どうしても勝っておきたい、流れをいい方向で掴んでいるからこそ手放したくないダブルスだったので、勝利はもう決まっていましたけれども、それだけ意味のあるダブルスでしたので、そういう意味では内容も素晴らしかったですし、締めてくれたので、完璧な勝利をつかむことができて、本当に嬉しいです」
また、シングルスに世界ランク104位の
伊藤あおいではなく、同136位の柴原を起用した理由についても明かした。
「誰をその日に起用するかというのは、すごくいつも頭を悩ませているところであるんですけれども、やはり柴原選手のマラガ(昨年のファイナル)でのシングルスの勝利というのはすごく大きかったですし、彼女は特に団体戦が好きで、ナンバー2なので一番最初に出てくれるんですけれども、プレーぶりもそうですし、雰囲気もそうですし、彼女の底抜けに明るいキャラクターがチームに太陽のような形で光をいつも与えてくれるので、今回もそこの部分でナンバー2でまずはいいスタートを切ってほしいというところで起用しました」
日本は明日、ファイナル進出をかけカナダと対戦する。
【ファイナル予選 グループA 日程・結果】
4月11日(金):カナダ 3-0 ルーマニア
4月12日(土):日本 3-0 ルーマニア
4月13日(日):日本 vs カナダ
【日本代表】
内島萌夏
伊藤あおい
柴原瑛菜
穂積絵莉
青山修子
【カナダ代表】
R・マリーノ(カナダ)M・スタキュジッチ(カナダ)V・エムボコ(カナダ)K・クロス(カナダ)A・アルセノー(カナダ)【ルーマニア代表】
A・トドーニ
M・ブルガル
G・クラチュン(ルーマニア)I・アマリエイ
M・ガエ
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