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女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/ルクセンブルグ、賞金総額22万ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が第6シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)を6-3, 6-3のストレートで下し、決勝に駒を進めた。
世界ランク3位のアザレンカは試合を通じてジョルジュのサービスを5度ブレークし、畳みかけた。またジョルジュに握られた9本のブレークポイントのうち7本を跳ね返し、試合の主導権を握った。
試合後、アザレンカは「タフな試合になることは分かっていました。緊迫したゲームが何度もありました。重要なポイントで集中し、勝つことができてうれしく思っています。」と話した。
一方、敗れたジョルジュは「それほど悪いプレーはしていませんでした。しかし彼女(アザレンカ)の今日のプレーはとても安定していました。」と振り返った。「彼女はトップ選手です。倒すためにはもっと安定したプレーをする必要があります。ですので両セットで3ゲームしか取れませんでした。」
アザレンカは決勝戦でノーシードから勝ち上がっているM・ニクルスク(ルーマニア)と対戦する。ニクルスクは準決勝で同じノーシードのA・ケタボング(英国)を7-5, 4-6, 6-3で振り切っての勝ち上がり。試合時間は3時間以上にも及んだ。
試合後、ニクルスクは「大変疲れていましたが、力を振り絞って最後までプレーしました。壮絶な試合でした。自国の観客の方々からの応援が励みになりました。信じられない思いでいっぱいです。すばらしい1年になっていますし、ルクセンブルグで決勝に進めてうれしく思っています。」と興奮気味に話した。
世界34位のニクルスクは今回初めてWTAツアーでの決勝進出を決めた。ニクルスクはこれまでITFサーキットを中心にツアーを転戦してきたが、今月に入って調子を上げており、チャイナ・オープンではベスト4入りしている。
一方、敗れたケタボングは、英国人女性として1990年以来初めてのツアー決勝進出を狙っていたが、次回以降へと持ち越した。
ケタボングは「決勝に進めずに残念です。彼女(ニクルスク)は変わったプレーをするのでコースが読みにくく、プレーがしづらかったです。スライスやムーンボールを多用し、攻撃がしにくい状況でした。」と肩を落としていた。
決勝戦についてアザレンカは「彼女とはジュニアで、またツアーでも何度か対戦したことがあります。とてもユニークなプレーをする選手です。大変なファイターで、決勝はタフな試合になると思います。」と話している。
他方、ニクルスクは「疲労から回復できていることを望んでいます。大変な1週間になっています。コートで何時間もプレーをしてきました。決勝ではいいプレーを展開したいと思います。」と抱負を語っている。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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