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昨年のUSオープンで奇跡の復活優勝で世間を驚かせたK・クレイステルス(ベルギー)。2007年の引退から結婚・出産を経て現役に復帰したクレイステルスの周りには、バランスを考えたスケジュール、以前よりも必要になった休養、2歳の愛娘ジェイダとのツアーなど、新しい挑戦に満ちている。
クレイステルスはこう語る。「今の生活は全く違うものだわ。以前は自分が中心でした。練習から帰ってくる時、スーパーで昼食の準備をして、帰ったら料理をしなければいけないわ。ジェイダが眠るまでそれは続くの。それから家の掃除をして、ようやく1時間くらいリラックスする時間がとれるの。とてもエネルギーを使うわ。」
昨年のUSオープンでの活躍により、クレイステルスはローレウス世界スポーツ賞のカムバック部門にノミネートされた。26歳のクレイステルスはかつて、ローレウス世界スポーツ賞に2回ほどノミネートされているが、受賞には至っていない。
2007年の5月に引退し、2009年の8月にツアーに復帰したクレイステルスであったが、2005年のUSオープンで優勝したときのようなコートカバーリングと強力なグラウンドストロークが健在である事を世界中に知らしめた。
大会出場数が不十分なため、世界ランキングがつかないままUSオープンに出場した彼女は、大会が終わる頃には、2つめのグランドスラムタイトルと世界トップ20の座を手にしていた。その大会での活躍は、世界ランク1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)をして「最も素晴らしい復活劇の1つ」と言わしめた。
「娘が生まれたり、ツアーに復帰した後、私達が考えていたよりも早く結果が出てしまいました。だけど、本当に大変なトレーニングをして、全てを鍛え直したのです。自信と私のレベル、そして全てがだんだんと成長しています。」
最新の世界ランクで17位となっているクレイステルスは今週、インディアンウェルズで開催されるBNPパリバ・オープンに出場する。
クレイステルスの公式な大会出場は、1月に行われた全豪オープン以来となる。彼女はかつて、コートの種類を問わず毎週のように大会に出場し、女子ツアーで最も忙しい選手として知られていた。
「間違いなく多くを切り捨てています。私も少し年を取りました。最初のキャリアを終えるとき、十分な休養をしていればすることのなかった、多くの怪我を抱えていました。」
かつてとは全く違うキャリアを積み重ねているクレイステルスであるが、周りのサポートにも助けられながら充実した日々を送っている。
「1日の終わりに、テニスに集中している時よりも疲れを感じることがあるの。だけど、私のチームはそれを理解してくれます。彼らは、私が母親であることを第一にしていることを分かっています。幸運なことに、私はコートで毎日6、7時間を費やして練習するタイプの人間ではありません。もし1時間か2時間の練習で良い感触があれば、それで十分なんです。」
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