重要なお知らせ |
ウィンブルドン大会第7日目の30日、男子シングルス4回戦が行われ、ディフェンディング・チャンピオンの第1シードのR・フェデラー(スイス)と、第2シードのR・ナダル(スペイン)が共にストレート勝ちを収め、準々決勝に進出した。
6連覇を目指すフェデラーは、2002年覇者の元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦し、7-6 (9-7), 6-2, 6-4で勝利した。「今日はサーブが良かった。レイトン(ヒューイット)と対戦するときは、サーブが重要なんだ。それに、彼は臀部の怪我が完治していないようだった。」
フェデラーはこれで、ウィンブルドンで38連勝を記録し、また今大会では未だにセットを落としていない。
一方の敗れたヒューイットは、「今日のフェデラーのサーブは、手が付けられなかった。どんなチャンスも長くは持たなかった。彼は全てのラインの上にサーブを打ち込んできた。それが彼がベストプレイヤーである理由さ、特に芝の上では。サーブはとても重要で、彼は常に狙い通り打っていた。」と脱帽するしかなかった。
フェデラーは準々決勝で、第22シードのF・ベルダスコ(スペイン)から3-6, 4-6, 6-3, 6-4, 13-11の逆転勝利を収めた、M・アンチッチ(クロアチア)と対戦する。
3時間49分に及んだ試合を制したアンチッチは、「試合自体が信じられない、ドラマティックだった。」
アンチッチとフェデラーは過去2回、今大会で対戦があり、2002年の1回戦ではアンチッチが、その後の2006年の準々決勝ではフェデラーが勝利している。
このウィンブルドンで、最後にフェデラーに勝利した選手であるアンチッチはそのことについて、「ここに座ってどうやってフェデラーに勝ったか話すことはできるけど、それは今のフェデラーではないよ。」とコメントを残した。
全仏オープンで4連覇を達成し「クレーの王者」としても知られる、第2シードのナダルは、M・ヨージニ(ロシア)を6-3, 6-3, 6-1とわずか2時間余りで下し、準々決勝に進出した。
この日の、第2ゲームで芝に足をすべらせ、ふくらはぎの治療を受けたナダルだったが、その後は凡ミスをわずか13本に押さえ、圧倒的な内容での勝ち上がりと決めた。
試合後の会見でナダルは「全てが順調だ。悪い時も筋肉の硬直も乗り越えた。最初は少し不安になったけど、試合を通して動けたよ。」と語り、怪我の心配はないことを強調した。
ナダルの準々決勝の相手は、第8シードのR・ガスケ(フランス)から5-7, 3-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4とフルセットの逆転勝利を収めた、第12シードのA・マレー(英国)に決まった。
3時間57分の激戦を制したマレーは「テニスコートで味わった最高の瞬間だった。セットカウント0-2からの逆転なんて信じられない。」と語った。
この日の他の試合は、第31シードのF・ロペス(スペイン)がM・バグダティス(キプロス)を5-7, 6-2, 3-6, 7-6 (7-4), 8-6と、3時間を越えるマラソン・マッチに勝利し、準々決勝に進出。
また、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を破り、注目を集めている元王者のM・サフィン(ロシア)は、第13シードのS・ワウリンカ(スイス)を6-4, 6-3, 5-7, 6-1で破り、2001年以来となる準々決勝進出を決めた。
ノーシード同士の対戦となった、残りの2試合は、R・シュトラー(ドイツ)が・ティプサレビッチを6-4, 3-6, 6-4, 7-6 (7-4)で、A・クレマン(フランス)がM・チリッチ(クロアチア)を6-3, 7-5, 6-2でそれぞれ下し、ベスト8に進出した。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.