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男子テニスツアーのノッティンガム・オープン（イギリス/ノッティンガム、賞金総額５６万８千ドル、芝）は１９日、シングルス準々決勝を行い、第３シードのＦ・ベルダスコ（スペイン）が第５シードのＧ・シモン（フランス）を6-3, 2-6, 6-3のフルセットで退け、自身初となる芝でのベスト４進出を決めた。

ベルダスコの芝での最高成績は、２００４年にゲリー・ウェバー・オープンと、オルディナ・オープンで続けてベスト８入りした時のものである。キャリア自身２度目のタイトル獲得へ前進した彼は、決勝進出を掛けてＭ・チリッチ（クロアチア）と対戦する。チリッチはＴ・ヨハンソン（スウェーデン）を6-1, 6-2の圧勝で破っての勝ち上がり。

昨年のチャンピオンであり、第４シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）も第７シードのＡ・セッピ（イタリア）を6-3, 3-6, 6-4で下し、２連覇へ向け着実に勝ち上がった。その試合だけで１９本のサービス・エースをたたき出したカルロビッチは、今大会これまでの３試合で、実に６１本のサービス・エースを記録している。身長２０８ｃｍの彼は準決勝では、第８シードのＧ・モンフィス（フランス）を対戦する。

今月序盤に行われた全仏オープンでは、地元の声援を背に自身初のベスト４入りを果たす活躍を見せたモンフィスは、予選を勝ち上がったＶ・スペーディア（アメリカ）を7-6 (7-4), 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

今季のモンテカルロのマスターズ・シリーズの２回戦で対戦しているモンフィスをカルロビッチだが、その時はモンフィスに軍配が上がっており、カルロビッチは２連覇を達成するためにも、そのリベンジを果たしたい。

今大会の優勝賞金は９万１０００ドル。