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男子テニスツアーのアルトワ選手権(イギリス/ロンドン、賞金総額112万ドル、芝)は15日、シングルス決勝が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (8-6), 7-5で下し、自身初のグラスコートのタイトルを手に入れた。
1972年のA・ヒメノ以来、スペイン人によるグラスコートでの優勝を達成したナダルは、優勝賞金13万3000ドルを手に入れた。
今季5勝目を手にしたナダルは、「今週は本当に素晴らしかった。このトーナメントは本当にタフで、大会前は優勝できるなんて想像できなかった。ほとんど不可能だと思っていた。」と、喜びを語った。
クレー王として知られるナダルは、ウィンブルドンに初出場した2003年以来、グラスコートでも進化をしてきている。昨年のウィンブルドンの決勝で、R・フェデラー(スイス)を相手に5セットの熱戦を演じ、この前哨戦でその努力が実った。2時間15分でジョコビッチを下し、芝のコートでうれしい初タイトルを手にした。
「今日は、ここクイーンズでは最高のプレーができた。少し疲れているけど、数日休めばウィンブルドンへの準備が整うと思う。もし駄目でも、問題ないよ。なぜなら、ウィンブルドンはとても大切で、モチベーションはすでに100%だから。」と、ナダルは語り、ウィンブルドンへの自信を窺わせた。
「僕はウィンブルドンで2回決勝進出しているし、勝てるけど、とても努力が要る。今は、優勝候補の1人と言うのは簡単だけど、最終日には誰がそうなのか、みんな知ることになる。」と新たに気を引き締めていた。
一方、敗れたジョコビッチは、「決勝は良い試合だったし、今週はすごい1週間だった。僕はグラスコートでは、3年間しかプレーしていない。だから、決勝に進むのはすごく重要なことなんだ。」と1週間を振り返りつつも、「チャンスはたくさんあったけど、活かせなかった。僕の失敗もあったし、幸運もあった。第2セット5-4としたところで、自分のショットが打てなかった。もう少し攻めるべきだった。」と敗戦を悔やんだ。
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