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フランス・ガス・オープン(パリ、賞金総額60万ドル)は8日、準々決勝を行い、第1シードのA・チャクエタゼ(ロシア)が元世界1位で第6シードのA・モレスモ(フランス)を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、同大会では初めての準決勝に駒を進めた。
チャクエタゼは昨年ツアーで4勝しているが、モレスモには0勝3敗と負け越していた。昨年の同大会でも準々決勝でモレスモと対戦し、6-7(5-7), 5-7で敗れていたが、見事リベンジを果たした。
28歳のモレスモは昨季、2月のアントワープの大会で優勝、1週間後のドバイの大会でも準優勝を飾ってが、3月に盲腸炎を手術し、2か月を棒に振った。その後、地元ストラスブールとイーストボーンの大会で準優勝したが、今度は内転筋を故障、夏のハードコート・シーズンで再び2か月を棒に振り、USオープンも不出場となった。
そして、9月に再復帰したモレスモは、4大会に出場したが2勝4敗と全く振るわず、ランキングも2001年以来最悪となる18位までに落ち込み、先月の全豪でも3回戦で敗退した。
過去、今大会で2度優勝し、決勝進出が5回を数えるモレスモは、今大会では1回戦でJ・ディティ(アメリカ)を6-1, 6-2で下して復活の兆しを見、2回戦のE・ダニリドー(ギリシア)戦ではウィルス性の疾患でダニリドーが棄権しての、今回の準々決勝だった。モレスモは、地元観客の前で雄姿を見せたいところだったが、残念ながらフルセットの末チャクエタゼの前に屈した。
勝ったチャクエタゼは準決勝で第3シードのM・バルトリ(フランス)と対戦する。両者はこれまで1度だけ対戦があり、その時はチャクエタゼが勝っている。
バルトリは準々決勝で同胞のV・ラッツァーノ(フランス)を6-1, 7-6 (7-3)で下した。昨年のウィンブルドン準決勝で世界1位のJ・エナン(ベルギー)を下し準優勝を飾ったことで一躍有名となったバルトリだが、2006年11月以来、ツアー優勝から見放されている。
一方ドローの下の山では、第7シードのA・サバイ(ハンガリー)が第2シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を7-6 (7-4), 6-1で下し、番狂わせを演じた。昨年は2大会で優勝し、このところ急成長中の19歳サバイは、準決勝で第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)の胸を借りる。両者の対戦は初めて。
ツアー8勝を誇るデメンティエワは、準々決勝でK・ボンダレンコ(ウクライナ)を7-5, 6-2で振り切った。
今大会の優勝賞金は9万5,500ドル。
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