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(アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス)
イースト・ウェスト・バンク・クラシック(賞金総額60万ドル、ハード)は11日、シングルス準決勝を行い、A・イバノビッチ(セルビア)がJ・ヤンコビッチ(セルビア)に逆転勝利した一方、M・シャラポワ(ロシア)はN・ペトロワ(ロシア)との試合を前に左足ふくらはぎの痛みを訴えて、棄権を申し入れた。
「今日の午後、この会場に来てから段々と筋肉が硬直していくのが分かった。」と語るシャラポワ。「ウォーミングアップし始めたときも、悪くなる一方だった。最後の2時間の容態の変化は早くて、どうしてそうなるのか不思議なくらいだった。」と説明。
先週のサンディエゴの大会で優勝した後、コートに立つために治療を重ねたと言うシャラポワ。「氷風呂や、耳への針治療とか、最後の2時間は(出場するために)何でもやった。」
20歳のシャラポワは、今月末から始まるUSオープンのタイトル防衛に怪我の状態が影響しないかという質問には、何も分からないとし、「私の経験上、先ほど言ったように、これがこの2、3日の症状であることを祈るばかり。」とコメントした。
シャラポワの同胞であるペトロワは、決勝進出に関しては「良かった。」と話したものの、シャラポワの棄権には残念だとコメントした。「私の試合を見に来てくれる大勢の人や、支えてくれる人たちがいる。私自身、今日の試合を楽しみにしていた。」と話した。
ペトロワは準々決勝でノーシードのV・ラッツァーノ(フランス)に6-7(3-7), 6-4, 6-1で辛くも勝利しており、今回の決勝進出は6度目の出場で初めて。決勝で対戦するイバノビッチとは過去5度戦って、2勝3敗と負け越している。
そのイバノビッチは、今大会でキャリア4度目、今季2度目のツアー優勝を狙っている。準決勝では世界ランク3位のヤンコビッチに4-6, 6-3, 7-5で競り勝った。
実際、イバノビッチは薄氷の勝利を手にしており、ファイナルセットでは4-1とリードされたところから挽回しての勝利だった。21回のブレークポイントのうち17回を防いだ粘り強さも光った。
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