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(イギリス、ロンドン)
ウィンブルドン前哨戦のアルトワ・チャンピオンシップ(賞金総額91万ドル)は14日、シングルス3回戦を行い、同大会で過去3勝のA・ロディック(アメリカ)が8強入りを決めた一方、元王者のM・サフィン(ロシア)はストレートで敗れた。R・ナダル(スペイン)の試合は、雨のため中断となっている。
第2シードのロディックは芝を得意としており、ウィンブルドンでも2度準優勝の経験があるが、この日は主催者推薦で出場の世界ランキング117位A・ボグダノビッチ(英国)に苦戦を強いられ、4-6, 7-6(7-5), 6-4で逆転勝ちを収めた。第2セットのタイブレークでは、5-5となったところでラインコールに異議を唱えてロディックがチャレンジを行使、それが見事成功し、セットポイントを掴んで第2セットを奪った。その後はリズムを掴んだロディックが第3セットを制して試合をものにした。「火曜日の初戦に比べると、今日は辛い局面がいっぱいあった。これまでもこのような試合は何度もあったし、それをくぐり抜けて来たんだ。」と、ロディックは胸を撫で下ろした。
前日の2回戦で昨年度覇者のL・ヒューイット(オーストラリア)が敗れているため、同じドローの山にいるロディックの5年連続準決勝進出は濃厚。準々決勝では弱冠18歳のM・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは、2回戦で第6シードのヒューイットを破ったJW・ツォンガ(フランス)を4-6, 6-3, 6-2の逆転で退けた。
その他、試合が終了したシード勢では、第8シードのM・サフィンがI・カルロビッチ(クロアチア)に6-7(3-7), 6-7(4-7)で敗れ、3回戦敗退に終わった。サフィンはこの試合の前に中断となっていた2回戦を行い、S・グロージャン(フランス)を3-6, 6-4, 6-4で退けていたが、カルロビッチとの試合では集中力が切れたのか、ラケットを叩き折るなど大荒れだった。
第3シードのF・ゴンサレス(チリ)は第15シードのR・ジネプリ(アメリカ)を6-2, 7-5で倒した。順当に行くと準決勝でロディックとの対戦となる。第7シードのD・ツルスノフ(ロシア)は第12シードのP・H・マチュー(フランス)を7-6(7-3), 3-6, 6-3で下した。
トップシードのナダルはこの日、M・ミルニ(ベラルーシ)と3回戦を行ったが、7-6(7-3), 5-3の時点で、降雨のため試合が中断された。全仏オープンで優勝したばかりのナダルは、クレーから芝への順調な対応を見せており、自身初の芝でのタイトル獲得を狙っている。
その他、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのI・リュビチッチ(クロアチア)の3回戦も翌日に見送られた。全仏オープンで自身初の四大大会ベスト4入りを果たしたジョコビッチは第14シードのA・クレマン(フランス)との試合前、リュビチッチはN・マウー(フランス)に4-3とリードしたところでの順延だった。
今大会の優勝賞金は10万7千500ドル。
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