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(イギリス、バーミンガム)
ウィンブルドン前哨戦のDFSクラシック(賞金総額20万ドル、ティア3)は水曜日に、シングルス残りの2回戦すべてを行い、トップ・シードのM・シャラポワ(ロシア)らが順当に3回戦進出を決めるなか、日本人の新旧対決となった第7シード杉山愛(日本)対予選上がりの森田あゆみ(日本)の試合は、新鋭森田に軍配が上がった。
現在ランキング2位で20歳のシャラポワは、予選上がりのL・オスターロウ(アメリカ)を6-4, 6-0で下し、3回戦では16歳のT・パスゼック(オーストリア)と対戦する。パスゼックはこの1年半でランキングを300以上も上げている成長株で、昨年の9月にWTAレベルで初優勝を上げている。その時の彼女は15歳9ヶ月と18日で、16歳で初優勝を飾ったシャラポワを抜いて歴代7位の最年少記録だった。パスゼックは1回戦ではA・ケタボング(英国)を、この日の2回戦では第13シードのM・トゥ(アメリカ)を6-2, 7-6(7-3)で下しての勝ち上がり。
「テニス人生が始まったばかりの彼女は徐々に高いレベルでプレーし始めているし、失うものがないから油断できない。」とシャラポワは警戒している。それに対し、パスゼックは「トゥのような経験豊富な選手と試合ができるたのは良い経験になったし、自分のプレーにも満足している。」と語り、全てを吸収して急成長の勢いでシャラポワ戦に臨む。
この日、日本人の新旧対決となったエース杉山対新鋭森田の試合は、6-4, 1-6, 6-2と接戦の末森田が大先輩を退け、昨年に続く3回戦進出を決めた。自身初のベスト8進出をかけて、E・リホフツェーワ(ロシア)と再びベテランとの対戦に挑む。
第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)も芝のコートに今季初めて姿を現し、T・ピロンコバ(ブルガリア)を6-4, 6-1で下しており、全仏オープンでベスト4入りした勢いを失っていない様子。3回戦では第16シードのM・キリレンコ(ロシア)と対戦する。
その他のシード勢の勝者は、第5シードのM・バルトリ(フランス)、第6シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)、第8シードのM・サンタンジェロ(イタリア)、第9シードのJ・バクレンコ(ウクライナ)。
今大会の優勝賞金は2万8千650ドル。
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