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絶叫に近い掛け声とともに力を込めたストロークは、かつてのように通じなかった。5年前に準優勝した26歳のビーナス・ウィリアムズが3回戦で姿を消した。成長株のヤンコビッチにフルセットで屈し、世代交代の波に飲み込まれた。
昨季後半に左手首を痛め、4大大会は昨夏のウィンブルドン選手権以来。やはり故障がちだった妹のセリーナと一緒に全仏に出るのは3年ぶりだった。「彼女と一緒だとリラックスできる」と好感触で臨んだ大会で、自慢のサーブは2回戦で4大大会史上最速の時速206キロを記録した。
この日もサーブ速度は相手を30キロ前後も上回った。しかし強打は壁のようにはね返され、ラリーで先にミスをした。第2セットは積極的に前に出て奪ったが、粘ったのもそこまでだった。
4大大会での姉妹決勝を実現させ、2000年代前半をセリーナとリードした。だが進歩の速い女子テニスで、パワーだけで圧倒できた時代は過ぎ去った。強打に多彩なショットを織り交ぜた4歳年下の相手を「彼女はすべてでうまかった」と認めるしかなかった。(共同)
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