（オーストリア、ポルトシャッハ）
全仏オープンに向けた最後の前哨戦となるヒポ・グループ国際（旧称：セント・ポールテン国際グランプリ：賞金総額３８万８千６３０ドル）は月曜日１回戦が行われ、第２シードのＬ・ヒューイット（オーストラリア）と第３シードのＤ・フルバティ（スロバキア）が共に敗れる波乱の幕開けとなった。
怪我からの復帰戦を白星で飾りたかったヒューイットは、Ｍ・ダニエル（ブラジル）に6-3, 3-6, 6-7(3-7)の逆転で敗れた。ダニエルは２回戦で今大会２０００年に優勝しているＡ・パベル（ルーマニア）と顔を合わせる。パベルはこの日、Ｃ・ベルロク（アルゼンチン）を7-5, 6-2で下している。
またフルバティは、ラッキー・ルーザーで出場したＲ・ガスケ（フランス）に0-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗退した。ガスケは予選の最終ラウンドで敗れていたが、Ｒ・シュトラー（ドイツ）が怪我のため欠場したことから本戦入りを果たした。ガスケの２回戦の相手は、Ｓ・クーベック（オーストリア）を6-4, 7-5で下したＪ・メルツァー（オーストリア）。メルツァーは昨年、今大会で準優勝を上げている。
その他の主な試合では、第５シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）がワン・ユーツオ（台湾）を6-3, 6-1で、第６シードのＮ・アルマグロ（スペイン）がＣ・ロクス（ベルギー）を6-3, 6-4で下して勝ちあがっている。またＡ・マルティン（スペイン）がＰ・スタラーチェ（イタリア）を7-5, 7-6(7-5)、Ｊ・ノヴァーク（チェコ共和国）がＢ・パウ（ドイツ）を6-3, 6-3で下して２回戦へ駒を進めている。
昨年の覇者のＮ・ダビデンコ（ロシア）が今年のトップシード。昨年はメルツァーを6-3, 2-6, 6-4で下して優勝を上げており、今年は両者順当に勝ち上がると準々決勝で顔を合わせることとなる。
（2006年5月23日10時07分）
日本vsドイツ 錦織圭ら両国に選手変更 
