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Vol. 8 逆をつくサービス・コンビネーション 03

「困ったら、振り切ってボディサーブ」というプロは多い。

大事なゲームの不利なカウントで、自分の2ndサーブ。こんなとき、つい力んでしまった経験をお持ちの方も多いだろう。「もっときびしいところ、もっと強いサーブ」とイメージするような状況だ。だが、そう思った時点で負けに等しい。緊迫した場面で、いつも以上にきわどいコースに、しかも理想的な2ndサーブなど打てるはずがないからだ。それはプロでも不可能に近い。ではそんな状況で、プロは何を考えるのか。前述したように相手の逆をつこうとするのだが、だからといって、よりきわどいところを狙うことは少ない。

プロでも愛好家でも、緊張するとスウィングが鈍くなるのは同じ。だからこそ、彼らはそれを予防しようとする。緊迫した場面で2ndのときは、何も考えずに思い切りスウィングできるコースを選んでくる。そしてそれが、案外、相手の虚を突くことも多い。もちろんそれまでの2ndの組み立てにもよるが……。

意外と知られていないボディサーブの効能とは

ではその選択とは何かというと、「ボディサーブ」だ。困ったら、振り切ってボディサーブを狙うというプロは意外に多い。左に示しているとおり、ボディサーブにはそれだけのメリットがあるからだ。


愛好家の中には、相手の身体の近くを通るボディサーブは危険と感じている人もいる。ひとつ間違えば、強打の餌食になると考えているからだ。だが大切なのはコンビネーション。そこまでの組み立てが多彩なら、相手にとってはまさかのボディサーブとなる。逆をつくことができる。


サンプラスのアドコートからのボディサーブ


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(テニスジャーナル 2003年12月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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