- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEレッスンTOPスペシャルコラムTOPメンタル・ステージの高め方・その考え方

SPECIAL COLUMNS

Vol.7 メンタル・ステージの高め方・その考え方 下巻

ここからは、上位常連者(シード選手)について述べてみよう。シード選手とは、草大会で考えれば、多くの大会で結果を残しており、名のある大会ではかならずと言っていいほど、上位に顔を出す選手のこと。プレイヤーの間でも一目置かれているような存在である。まず最初は、そんなシード選手の大会全体に対する姿勢や考え方を紹介しよう。

過去に負けた相手や 苦手とするタイプをドローで見つけておく

最初に述べたように、たとえどんなレベルのプレイヤーであっても、今の大会・試合では、気や手を抜くことはできない。1回戦ぐらいは大丈夫だろう、というのは、希望的観測でしかない。
そうした油断で足下をすくわれることは、トッププロでも往々にしてある。ならば、シード選手とはいえ、所詮、愛好家レベル、1回戦負けのリスクは小さくない。相手が誰であれ、1回戦へ向けての準備をしておくことが必要、それが今の草大会の実状でもある。
ただし、最初からフルスロットル、つまり全力を注ぎ込んで戦おうとするのも、じつは禁物だ。それでは最後まで気力や体力が持続しにくいからだ。

では、どうすればいいのか。
まずはドローを見て対戦相手を分析・想定する作業を行なってみよう。
たとえば当人に決勝までいく実力があったとして、その決勝までに自分にとって嫌なタイプと1人は対戦するだろう。もちろんベスト4、ベスト8くらいからは実力伯仲。誰が相手でも手強いのは間違いないが、その中でとくにマークしなければならない選手は誰かをチェックしよう。たとえば過去に負けた相手や、自分の苦手なタイプのプレイヤーなどがそれに該当するだろう。その相手と対戦するとすれば、どのラウンドか。その時期を見極めなくてはならない。

できる準備はすべてこなしておくことが必要

そしてそれを見極めたら、まずそこに大会中のピークを持っていくことを最優先する。その相手に勝たなければ、その先はないからだ。心・技・体を整えてそこに全力をぶつける。できれば対戦前に、相手の1、2回戦あたりを偵察にいくのもいいだろう。できる準備はすべてこなしておくべきだ。
<< 前ページ

「シード選手の準決勝、決勝の入り方」>>

(テニスジャーナル 2003年11月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

スペシャルコラム 一覧

Vol.29実戦想定球出しメニュー 下巻
Vol.28実戦想定球出しメニュー 上巻
Vol.27パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 下巻
Vol.26パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 上巻
Vol.25誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 下巻
Vol.24誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 上巻
Vol.23上級者の甘い罠に気をつけろ!
Vol.22トスは前に上げすぎてはいけない!
Vol.21次の対戦相手の試合の見方
Vol.20試合でも使えるミス矯正法
Vol.197つのステップアップ・サービスメニュー
Vol.18あなたのボレーはシングルス向き?ダブルス向き?
Vol.17最先端テクニックの落とし穴
Vol.16急造ペアの即席コンビネーション
Vol.15流れや展開を読む 下巻
Vol.14流れや展開を読む 上巻
Vol.13テニスの身体 下巻
Vol.12テニスの身体 上巻
Vol.11ボレーの極意と心構え 下巻
Vol.10ボレーの極意と心構え 上巻
Vol. 9 スライスで翻弄せよ
Vol. 8 逆をつくサービス・コンビネーション
Vol. 7 メンタルステージの高め方 下巻
Vol. 6 メンタルステージの高め方 上巻
Vol. 5 安定感を高めるアドバイス集
Vol. 4 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 後編
Vol. 3 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 前編
Vol. 2 シングルスプレイヤーのためのダブルス戦略
Vol. 1 こんなとき、パートナーになんて言う?
オススメ記事
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!