男子テニスで元世界ランク10位の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)は今月行われたテネリフェ・チャレンジャー1(スペイン/テネリフェ、チャレンジャー)とテネリフェ・チャレンジャー2(スペイン/テネリフェ、チャレンジャー)で2週連続優勝を果たすとともに、2月17日付ATP世界ランキングで順位を22上げて111位に浮上した。カレノ=ブスタは「何度も引退を考えたこともあったけど、コートにいる方が好きなんだ」と話し、今後の目標についても言及した。
>>内島 萌夏vsルバキナ 1ポイント速報<<シングルスキャリア通算7勝をあげ、2017年には自己最高世界ランク10位を記録している33歳のカレノ=ブスタ。同年の四大大会では全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で8強、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で4強入りするなど好成績を残した。2022年にはナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)を制し自身最大のタイトルを獲得した。
しかし2023年の1月以降は肘の負傷が悪化し2月から10月まで休養を取ったため、わずか5大会にしか出場せず、11月に手術を受けることを選択。
そして復帰後の昨年6月にプロテクトランキングで出場した全仏オープン時点の世界ランクは1,049位にまで落ち込んでいた。
そのカレノ=ブスタは先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)1回戦で当時世界ランク122位の
K・マイクシャク(ポーランド)をストレートで破り初戦突破。
そして今月行われたテネリフェ・チャレンジャー1とテネリフェ・チャレンジャー2では、計9試合でわずか1セットしか落とさず2週連続での優勝を果たした。
男子テニスプロ協会のATP公式サイトにはカレノ=ブスタのコメントが掲載されている。
「ポジティブでいなければならないことは分かっているけれど、時々それが非常に難しい、あるいは不可能な場合もある。引退を考えたことは何度もあったのは確か。でも、コートにいる方が好きなんだ」
「長い休養の後に再スタートすると、リズムと自信を取り戻すのはいつも難しい。それに体調を整えて、連続して多くの試合をこなせるようになるのも大変だった。最初は厳しかったから、100パーセント身体的にも精神的にも準備が整うようにできる限り頑張った」
「本当に長い時間だった。だから、精神的にも感情的にも続けるのは非常に厳しかった。回復して健康を取り戻すために必要なことをすべて続けるのは本当に大変だった。世界のトップに戻るのは本当に難しいんだ」
そしてカレノ=ブスタは多くのファンが駆けつけた地元の大会でのタイトル獲得についてこう振り返り、今後の目標についても明かした。
「すべてが完璧だった。体調は100パーセントに戻ったからとても満足しているよ。肘の怪我から長い時間が経ち、再びタイトルを獲得できて本当に嬉しい。最後のタイトルはマスターズ1000で、今回はチャレンジャー。2年半ぶりだったので、とても感動的だった」
「今の目標は、再びトップ100に入ること。自分はそれを達成する準備ができていると思っている。この調子で続けていけば、すぐに達成できると信じているよ」
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