男子テニスのロレックス・上海・マスターズ（中国/上海、ハード、ATPマスターズ）は７日、シングルス２回戦が行われ、第１２シードのＴ・ポール（アメリカ）が世界ランク４９位のＳ・オフナー（オーストリア）を6-3, 6-0のストレートで破り、３回戦進出を果たした。試合後の記者会見ではアメリカにおけるテニスの人気と認知について語り「２０番目に人気のあるスポーツだろう」と明かした。

＞＞フリッツ、ポールら上海MS組合せ＜＜

２６歳で世界ランク１２位のポールはこの日、４本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに８９パーセントの高い確率でポイントを獲得。オフナーに１度もブレークチャンスを与えることのないプレーを披露すると、リターンゲームでは６度のブレークポイントのうち５度決め切る決定力を見せ、１時間１０分で快勝をおさめた。
試合後の記者会見でポールはアメリカ勢男子が盛り上がりを見せていることに関し質問を受けた。アメリカ勢の男子ではＴ・フリッツ（アメリカ）やＦ・ティアフォー（アメリカ）、ポール、Ｂ・シェルトン（アメリカ）。Ｓ・コルダ（アメリカ）ら若手や中堅が世界ランク上位に揃っている。

ポール自身も今年の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）でベスト４に進出した。アメリカ勢男子の現状について「エキサイティングだと言いたいね。多くの人が、そろそろ潮時だとか、もう十分待ったとか言うだろうけど(笑)。テニスはタフなスポーツだし、アメリカでは２０番目に人気のあるスポーツだ。でも、トップ１０に２人も入っているんだよ。僕らアメリカ人のベストアスリートはみんな他のスポーツに行ってしまうから、それが言い訳かな」とコメント。

「テニス界では、さまざまな世代で色んな成功が見られると思う。テニスはとてもクールなものなんだ。今、アメリカで大きく成長していると思う。願わくば、もっと多くの子どもたちがアメリカでテニスを始め、テニスをプレーし、テニスを見るようになってほしい。アメリカの人たちは、勝者が好きなんだ、だからアメリカ人が活躍すればするほど、みんな出てきたがる。今年は本当にエキサイティングだ。今後は、みんなが本当に興奮すると思うよ」

３回戦でポールは第２４シードのＡ・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）か世界ランク４４位のＡ・フィス（フランス）のどちらかと対戦する。

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