男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は26日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・ルブレフが世界ランク123位の
J・ヴェセリ(チェコ)を6-3, 6-4のストレートで破り、大会初優勝を決めるとともに2週連続のツアー制覇を果たした。
>>ルブレフ優勝のドバイ選手権 組合せ・結果<<>>ナダルvsノリー 1ポイント速報<<前週のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250)では単複2冠を達成したルブレフ。この試合の第1セットではファーストサービスが入った時に100パーセントの確率でポイントを獲得。第4ゲームでブレークに成功し先行する。
第2セット、第1ゲームでいきなりブレークを奪ったルブレフ。第6ゲームでブレークバックを許したものの直後の第7ゲームで再びブレークに成功。予選から出場し1回戦で
M・チリッチ(クロアチア)、2回戦で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、準決勝で第6シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を撃破し決勝に駒を進めたヴェセリに1時間20分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにツアー10勝目を挙げたルブレフのコメントを掲載し「疲労感はあるけど、とても幸せな気分だよ。今日はラッキーだったし、チャンピオンになれてうれしい」と語った。
「僕は何も期待せずにここに来た。少なくとも1回戦は勝てるだろうと思っていたけど、奇跡が起きたようなものだね。そんな気分。対戦したくない選手がいるかなんて考えてもいなかったよ」
「彼(ヴェセリ)も疲れていたのだろう。予選から本当にタフな試合が続いていた。1回戦からトップ選手を倒しているしね。チリッチ、ロベルト(バウティスタ=アグ)、ノバク(ジョコビッチ)に勝ち、昨日はシャポ(シャポバロフ)から勝利を挙げた。信じてほしいのが、こういう選手を倒すと立って歩くのはほとんど不可能になる。だけど、彼はプレーできていた。彼は本当にいいプレーをしていたよ」
昨年は2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で8強入り、3月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)で優勝、8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で準優勝したルブレフは次のように述べた。
「マスターズやグランドスラムで上位に食い込むチャンスは必ずやってくると思っている。去年もマスターズで2回決勝に進出し、グランドスラムでも準々決勝に進んだ。でも、メンタル的にうまくいかなかったので勝てなかった」
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