テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、男子シングルス1回戦が行われ、2連覇と8度目の優勝を狙う第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク37位の
J・シュトルフ(ドイツ)を7-6 (7-5), 6-2, 2-6, 6-1で下してツアー通算の勝利数900を達成し、初戦突破を果たした。
>>全豪OP男子対戦表<<>>全豪OP女子対戦表<<この日、ゲームカウント5-2とリードしたジョコビッチはタイブレークへ持ち込まれるも第1セットを先取。第2セットは第1ゲームでブレークに成功すると、第7ゲームもシュトルフのサービスゲームを破り、勝利へ王手をかける。
第3セットはジョコビッチが連続のダブルフォルトをするなどで、このセットを落とす。第4セットは第1ゲームでリターンエースを決めてブレークする好スタートを切ると主導権を握り、2時間16分で勝利した。
試合後のオンコートインタビューでジョコビッチは「ここは自分にとって大事な場所。これまで多くの成功をおさめてきた。みなさんの応援に感謝している」と語った。
ツアー通算の勝利数900を達成したことについては「誇りに思う。テニスをすること・楽しむことに感謝しなければいけない。難しい環境で4歳からテニスを始めた。ここまで成長するとは思っていなかったけど、このテニス人生は満足。全てを楽しまなければいけない」と述べた。
2回戦でジョコビッチは、世界ランク146位の
伊藤竜馬は同123位のP・グネスワラン(インド)の勝者と対戦する。
今年1月の国別対抗戦ATPカップ(オーストラリア/パース、ブリスベン、シドニー)でジョコビッチは単複で全勝する活躍を見せ、セルビアを優勝へ導いた。
同日の1回戦では、第3シードの
R・フェデラー(スイス)、第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第8シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第18シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)らが2回戦へ進出したが、第13シードの
D・シャポバロフ(カナダ)と第25シードの
B・チョリッチ(クロアチア)は初戦で姿を消した。
「全豪オープンテニス」
2020シーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープン。2019年全豪を制覇し、日本人で初めて世界ランキング1位になった
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