男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第9シードの
D・メドヴェデフ(ロシア)に6-3, 3-6, 3-6の逆転で敗れ、決勝進出を逃した。試合後にジョコビッチは「200キロを超えるセカンドサービスを打っきて、ダブルフォルトもしないプレーをされたら、脱帽して彼(メドヴェデフ)を称えるしかない」と語った。
ジョコビッチは昨年のW&Sオープンで初優勝を飾り、史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成していた。
今大会では2連覇を狙ったが、この日はメドヴェデフにリターンエースを決められて1時間42分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
「彼は第2セットの4-3から、すごいテニスをしていた。できることがほとんどなかった。彼のサービスをリターンしようと頑張った。ラケットにしっかり当てられた時はボールを返すことができたけど、あれだけすごいセカンドサービスを安定して打つような選手に対しては予測もできないし、準備もできない」
「彼は確実に大きな自信を持っている。彼を祝福したい。勝者に値する」
両者は今回が5度目の対戦で、ジョコビッチの3勝2敗。今年のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)準々決勝でもメドヴェデフに敗戦を喫していた。
「彼はトップ5へ向けて練習している。確実に世界のトップ選手の1人。今年の全豪オープンから成長している。フォアハンドと動きがよくなっている。彼はいつもビッグサーブを打つ。あそこまでセカンドでビッグサーブを打つのは、人生であまり経験したことがない」
今後ジョコビッチは、26日からの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で2連覇を狙う。
「試合には負けたけど、悪いプレーはあまりしていなかった。素晴らしいプレーをした選手に負けた。そう受け止めて、ニューヨークへ向けて前進するだけ。あそこのセンターコートでプレーするのが大好き。他のみんなと同じように、タイトル獲得へ向けて戦うだけ」
一方、勝利したメドヴェデフは決勝で第16シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンは準決勝で世界ランク56位の
R・ガスケ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
メドヴェデフはシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500 )とロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)に続き3週連続、今季6度目の決勝進出。今シーズンは2月のソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、室内ハード、ATP250)で優勝している。
「男子テニスATPツアー マスターズ1000 シンシナティ」
【大会期間】
8/11(日・祝)~8/18(日)※大会1日目無料配信 WOWOWメンバーズオンデマンドにて限定配信!
※大会1日目無料配信
■詳細・配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・錦織の棄権 ジョコ「気の毒」・錦織との不平等にジョコ不満・セリーナがジョコ発言を批判■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報