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全豪オープン女子シングルス準決勝、大躍進を続けるA・イバノビッチ(セルビア)が、昨年トップ10に復活を果たしたD・ハンチュコバ(スロバキア)を0-6, 6-3, 6-4の大逆転で破り、昨年の全仏オープンに続く2度目の四大大会決勝進出を決めた。
昨年のウィンブルドン以来のグランドスラム準決勝に進出してきた第4シードのイバノビッチは、この準決勝までは1セットも落とさない快勝を続けてきていたが、この試合では試合開始から25分後、ハンチュコバに0-6で第1セットを奪われた。
元世界ランク5位のハンチュコバは、最高の集中力でプレーを続け、第2セットも2-0とリードし、このまま一方的な展開で終わるかに思われた。
しかし、イバノビッチは第3ゲームでこの試合初めてのサービスキープを決めると、徐々に持ち味の攻撃的なプレーを出し始め、次のゲームでブレークを成功させる。そして、第8ゲームで再びハンチュコバのゲームを破って、第9ゲームをものにして試合を振り出しに戻した。
ファイナルセットは、互いにサービスをキープする展開となる。第6ゲームでは、イバノビッチが再三のブレークピンチを迎えるが、何とか切り抜けてサービスゲームをものにした。そして、第9ゲームで、ハンチュコバがネット際での簡単なボレーをミスし、イバノビッチが値千金のブレーク。続くサービスをキープして、2時間10分の熱戦に幕を下した。
グランドスラム初優勝まで後1勝としたイバノビッチは、「今日の勝利には、一旦冷静にならないといけないわ。(ハンチュコバは)タフなプレイヤーよ。早く仕掛けていかないといけなかったんだけど、イライラしてしまって、全然決められなかった。」とコメント。
29大会連続の四大大会出場で初めての決勝進出に後1勝と迫っていたハンチュコバだが、主に後半に叩いた33回のミスが敗因となった。
「今は凄く残念だけど、いつかは前向きに思える日が来ると思うわ。今回のベスト4進出は、今年の展望に希望を与えてくれたわ。自分のプレーさえ出来れば、誰でも倒せるんだって証明できたと思う。」と振り返った。
この結果、女子シングルスの決勝は、準決勝第1試合で第3シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-3, 6-1で下した第5シードのM・シャラポワ(ロシア)と、イバノビッチで戦われることとなった。シャラポワは2年連続、イバノビッチは初の決勝進出で、ともに同大会初優勝を狙う。
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