企画協力:XPAND日本公式
「XPAND」というスポーツギアのブランドをご存じだろうか。
ニュージーランドのプロテニスプレーヤーRob Reynoldsによって立ち上げられた、テニスなどのラケットスポーツに特化し、さらにパフォーマンス向上にフォーカスした商品を提供するスポーツギアメーカー。日本に上陸して約1年と日が浅いだけに、あまり知られていないのは当然だ。
しかし、日本最大級の応援購入サービス(クラウドファンディング)「Makuake」で応援購入総額が目標金額を大幅に超えるなど、話題を呼んだ。今から知っておいても損はないうえに、「XPAND」商品を試す機会が訪れた。果たして、どんな秘密が隠されたスポーツギアなのか。
百聞は一見にしかず。早速、テニス365・水田淳コーチのリポートをお届けする。
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「XPAND」のスポーツギアには、「キネティックバンド」と「The Gravity Belt」の2種類がある。水田のインプレッションの前に、日本総代理店の伊縫旺真さんに製品の構造と「どうやって使うのか」を説明してもらおう。
「キネティックバンドは、体に巻きつけるタイプのスポーツギアです。例えば右利きの場合、フォアハンドの際に左に回転するように打ちますが、その回転方向と逆に抵抗をかけつつ、後ろにも引っ張られる構造になっています。使用する際は、フェンスの下部に固定するか、誰かに後ろからバンドのハンドルを持ってもらう必要があります。ベースライン際での練習はもちろん、固定さえできれば一人でも使用可能で、体の連動でストロークを打つ感覚が養われるわけです」
(写真)先端をフェンス等に固定して、右腕を入れた後に背中側を通して完了
「The Gravity Beltは腰と足首にそれぞれベルトを巻いて、それをゴムバンドでつなぎます。これによってヒザが伸び上がりにくくなり、テニスに大事なパワーポジションを強制的に体に覚えこませることができます。場所を選ばないのも特徴で、コートが満員で待っているときでも、これを着けてフットワークトレーニングや素振りができますし、もちろん部屋の中での着用も可能です」
(写真)腰にベルトを巻いたら、今度は両足首にベルトを装着。最後に腰のベルトと両足首のベルトをつないで完了
言葉にすれば簡単だが、ともに正しい姿勢、正しい筋肉の使い方が身につくとなれば、競技者にとって注目の商品なのは確か。テニスを本格的に頑張っている人はもちろん、きれいなスイング、フォームを作ってラリーを続けたいと願うエンジョイ派にも朗報のはずだ。その実力が気になるところだが、納得いくまで試した水田の結論は?
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■一般的なチューブとは違う。「テニスは踏ん張りが大事」なのが体で把握できる~キネティックバンド~
コンプレッションの服着てるみたいですね。ギュっと閉められている状態から、戻っていく感覚が強い。正しく体の力を導いてくれてる感じがするので、はまりやすいという感想を持ちました。
よくあるトレーニングチューブだと、どうしても腕力などの手先の動きに頼りがちになります。しかし、キネティックバンドは体の中心軸が保たれた状態での回旋(回転)の動きを、強制的に意識づけできるんです。腕力ではなく、体の回転で打つ。その意識づけが生まれます。
もう少し具体的にいうと、「テニスというスポーツは耐えるもの、踏ん張んなきゃいけない」ということが分かります。「もうちょっと重心を後ろにしてみよう」から始まって、「重心を後ろにしながらラケットを振る」という動きにつながる。コーチをしていて感じることですが、上半身はきれいに回っているように見えて力の伝達が苦手な人が多い。力の発揮方法を、実際に僕自身が感じることができました。ですのでバンドを外した際に、踏ん張ってスイングする感覚が発揮しやすい。特に、フォアハンドですね。
バックハンド? もともと利き足が右なので荷重はできているのですが、突っ込んでいるときがあるのは確認できました。右手で引っ張って突っ込んでいくクセがあるので、右手主導だとしても左手をついてこさせられるような練習にもなります。
■「普段のプレー時の姿勢が認識できる」~The Gravity Belt~
僕のプレースタイルですが、球を低く打ちたいタイプ。それなのに普段の姿勢を改めて認識できたことで、サボっていた(高すぎた)のが分かり助かりました(笑)。ラケットも力強く振れるし、安定感がすごく生まれやすい。ストロークのみならず、アプローチからボレーまで低く姿勢を保つ意識が強くなりました。
逆にいえば、このベルトをつけて正しい姿勢を保たないと、頑張れないんだという危機意識も生まれた。マッスルメモリーじゃないですけど、体に記憶させ外して確認、の繰り返しが大事かと思います。
ボール飛ばせる人は、男性でも女性でも結構多いです。でも、ラケットは使えていたとしても、体の動きがどうなっているか分かっていないプレーヤーが多いのも事実。自分の動きを確認する意味でも、このベルトは大いに役立つと思います。
■たとえ年齢を重ねても基本を思い出すことは大事~水田コーチの結論
ーー水田コーチのインプレッションを聞いていると、「基本が身につく」スポーツギアのように感じます。
水田 本当にそう。いかに僕がサボっていたかを認識させられました(笑)。どうしても年齢を重ねると、体力的には楽なテニスを求めてしまう。長く続けていくうえで大事なことですが、半面、フォームで大事なことも忘れがち、失いがちになってしまう。それを思い出すこと自体は非常に重要ですし、可能な限り鍛えること、修正することも長くテニスを続けるうえでは大事だと思っています。
ーー正しい動きとなれば、ジュニアにも効果は大きそうです。
水田 子供たちの特徴の一つかもしれませんが、背中が丸まるケースが多いんです。それでも男の子なら技術で勝てちゃうところがありますが、将来を見据えればよくない。「キネティックバンド」は早いうちに正しいフォームを身につける役割を果たしてくれそうですし、「The Gravity Belt」も同じです。ジュニアに限らないのですが、ストロークの際に内股になるタイプがいるんですね。そういうときにベルトを使用して感覚をつかめば、低い姿勢、どっしり構えられるようになると思うんです。
中学生あたりから筋力のアップも必要になってきますが、これならフットワークを覚えながらトレーニングできたりする。実際の練習中はしんどいですが、だからこそ「こうしないと動けない」というパワーポジションの意識づけこそが、成長を促す原動力になっていくはずです。
今のところジュニア専用はないとのことですが、いずれ用意されるようなので、その際には試してみる価値があるのではないでしょうか。
ーー本格派には効果絶大ということですか。
水田 プレーヤーの分類に関して言葉のチョイスが難しいのですが、健康増進を含めたエンジョイ派のテニスプレーヤーにも注目の商品かと考えます。正直、年齢を重ねた人は試していくうちに息が切れてしまうかもしれません(笑)。でも、テニスの楽しさの一つはラリーが続くこと。ふわふわしたフットワークだと、いずれ楽しさも半減してしまいます。激しく動くわけではなくても、ときどき基本を思い出して可能な限り修正していく。あるいは筋肉に刺激を与えて、今後のトレーニングの糧にする(笑)。それがテニスを長く続けていく秘訣だと思います。
もちろん、ラケットを握り始めたばかりの初心者の方が、変なクセがつく前に使用すれば、正しいフォームがスッと体に入る。そういう意味で、老若男女や目標、ライフスタイルを問わず、テニスプレーヤーなら注目したいスポーツギアなのは確かです。
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■XPAND商品の詳細は公式サイトまで
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