男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は11日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク65位のJ・メンシク(チェコ)を6-7 (4-7), 6-1, 6-4の逆転で下し、6年ぶり9度目のベスト4進出を果たすとともに、ツアー通算100度目の優勝まであと2勝とした。
>>シナー、ジョコビッチら 上海マスターズ組合せ<<
37歳のジョコビッチが同大会に出場するのは5年ぶり10度目。過去4度(2012,2013,2015,2018)優勝を飾っている。
今大会は2回戦で世界ランク43位のA・ミケルセン(アメリカ)、3回戦で第28シードのF・コボッリ(イタリア)、4回戦で同61位のR・サフィウリンを下し準々決勝に駒を進めた。
迎えた準々決勝、第1セットはタイブレークまでもつれるもメンシクがこれをものにし先行する。第2セットではジョコビッチが第2ゲームでブレークを獲得すると第6ゲームでもブレークし、そのままメンシクを圧倒して1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、ジョコビッチは第5ゲームでブレークすると相手にブレークバックを許さず、2時間19分で4強入りを決めた。
ジョコビッチは現在ツアー優勝回数が99度となっており、通算100度目のタイトル獲得まであと2勝とした。
また、37歳4ヵ月での「ATPマスターズ1000」準決勝進出は、1990年に同シリーズが始まって以降、史上3番目の年長記録となった。なお、これ以上の記録はともにR・フェデラー(スイス)が保持しており、フェデラーは2019年に37歳7ヵ月で2度「ATPマスターズ1000」で4強入りしている。
ジョコビッチは準決勝で第7シードのT・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準々決勝で世界ランク66位のD・ゴファン(ベルギー)をストレート下しての勝ち上がり。
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