ナダル 4時間死闘「最後までもった」

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ラファエル・ナダル(画像は全仏オープン)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は19日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)が第4シードのM・ナヴォーネ(アルゼンチン)を6-7 (2-7), 7-5, 7-5の逆転で破り、3時間59分の死闘の末にベスト4進出を果たした。試合後には「集中力が途切れる場面もあったけど、最後まで体力的に持ちこたえることができた」と満足感を語っている。

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>>ナダルらノルデアOP組合せ<<

今季での引退も示唆している38歳のナダルは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)出場後、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む芝シーズンをスキップ。

今月27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の前哨戦として今大会に出場すると、1回戦ではワイルドカードで出場した世界ランク461位のL・ボルグ(スウェーデン)、2回戦では第5シードのC・ノリー(イギリス)をいずれもストレートで下し8強入りを決めた。

準々決勝、第1セットは互いに3度ずつブレークを奪い合う展開となりタイブレークに突入。最後は突き放されセットダウンとなった。第2セットもブレークの取り合いとなったが、ナダルは3度のブレークに成功し終盤で勝ち越し、セットカウント1-1と追いつくと、ファイナルセットは3度のブレークを許しながらも4度のブレークを奪った。試合を通して10度ものブレークに成功し、約4時間の死闘を制した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはナダルのコメントが掲載されている。

「集中力が途切れる場面もあったけど、最後まで体力的に持ちこたえることができたよ。すべてのセットでたくさんの変化があった。少し、彼(ナヴォ―ネ)がコントロールしていた時間もあった。彼が主導権を握っていた瞬間もあったし、僕が主導権を握っていた瞬間もあった。でも最後は、誰もコントロールできなかったね。彼は素晴らしいファイターで、素晴らしい試合をしてくれた。彼の残りのシーズンでの活躍を祈っている」

38歳のナダルがツアーで4強入りするのは今シーズン初めて。2022年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 約2年ぶりとなった。

準決勝では予選から出場している世界ランク130位のD・アドゥコビッチ(クロアチア)と対戦する。アドゥコビッチは準々決勝で同85位のT・モンテイロ(ブラジル)をフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第7シードのN・ボルジェス(ポルトガル)と世界ランク121位のT・ティランテ(アルゼンチン)がベスト4入りを決めている。


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(2024年7月20日11時31分)
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