チリッチ 熱戦制し8年ぶり16強

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勝利したチリッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は5日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク83位のM・チリッチ(クロアチア)が同55位のJ・ムナル(スペイン)を6-3, 3-6, 6-2, 6-4の熱戦の末に破り、8年ぶり7度目のベスト16進出を果たした。

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36歳のチリッチが同大会に出場するのは4年ぶり15度目。2017年には準優勝を飾っている。

今大会は1回戦で世界ランク85位のR・コリニョン(ベルギー)、2回戦で第4シードのJ・ドレイパー(イギリス)を下し3回戦に駒を進めた。

28歳のムナルとの顔合わせとなった3回戦、チリッチは第1セットで2度のブレークを果たし先行するも、第2セットでは逆にムナルに2度のブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。

それでも第3セット、チリッチはネットプレーを効果的に織り交ぜていき、16本のウィナーを決め2度のブレークに成功。セットカウント2-1とし勝利に王手をかける。

そして第4セット、チリッチはファーストサービス時に84パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは第5ゲームでブレークを奪い、3時間6分の熱戦を制した。

会見でチリッチは試合を振り返った。

「本当に良かった。今日はとても良い勝利だった。ムナルは面白い選手で、ツアーの多くの選手とは少し違ったプレーをする。激しい戦いになるだろうと予想していたが、その通りだった」

「最初の2セットは、2人ともかなり堅実なプレーだった。第2セットでは彼のプレーが少し良くなり、良いリズムを掴み始め、良いレベルだった」

「その後は自分のレベルを維持、もしくは上げるという課題があったが、それがうまくいった。第3セットでは巻き返した。サーブも本当に良く、レベルを高く保ち、第3セットと第4セットはとても堅実だった。本当に良い勝利だった」

また、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で錦織圭を破り優勝を飾っているチリッチは、この会見で四大大会で「もう1度優勝することを夢見ている」とも口にした。

勝利したチリッチは4回戦で第22シードのF・コボッリ(イタリア)と対戦する。コボッリは3回戦で第15シードのJ・メンシク(チェコ)を下しての勝ち上がり。


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(2025年7月6日6時56分)
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