西岡撃破「人生最高の瞬間」

ゲッティイメージズ
ベスト8進出を果たしたエチェベリー
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク49位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)が第27シードの西岡良仁を7-6 (10-8), 6-0, 6-1のストレートで破り、失セット0で四大大会初のベスト8進出を果たした。試合後には「人生で最高の瞬間だよ」と喜びを口にした。

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今大会、1回戦で世界ランク55位のJ・ドレイパー(イギリス)、2回戦で第18シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、3回戦で第15シードのB・チョリッチ(クロアチア)をいずれもストレート(ドレイパーは途中棄権)で下し16強へ駒を進めた23歳のエチェベリー。

この日は第1ゲームでブレークを奪ったものの、第8ゲームでブレークバックを許しタイブレークへ。3度目のセットポイントをものにしたエチェベリーが接戦の第1セットを先取した。

第2セット、流れを掴んだエチェベリーは6ゲームを連取。西岡に1度もサービスゲームをキープさせずに勝利に王手をかける。

第3セット、西岡は左股関節付近を痛め第3ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取得。エチェベリーは攻勢を弱めることなく2時間4分で勝利した。

試合後の会見でエチェベリーは「僕にとって2週目に残るのは初めてなんだ。自分のプレーをすることだけを考えている。それが、この1週間の僕のマインドセットだ。今週はずっとそう思っていた。幸運なことに、僕はコートにいる時間が少なかった。というのも、良仁のプレー時間は長かったと思うから。このような試合ができてよかったと思う。もちろん、グランドスラムで初めてのことだし、僕にとってはすべてが新しいことなんだ」とコメントした。

準々決勝では第22シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは4回戦で第28シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第4シードのC・ルード(ノルウェー)、第6シードのH・ルーネ(デンマーク)が8強入りを決めた。

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(2023年6月6日9時49分)
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