アルカラスコーチ「警戒態勢で」

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アルカラスとフェレーロ(後ろ)
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男子プロテニス協会のATPは27日、公式サイトに世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)のコーチを務める元1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)のコメントを掲載。マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)4回戦で対戦する同19位のT・ポール(アメリカ)について言及した。

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前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)を制し世界ランク1位にも返り咲くなど好調を維持しマイアミに臨んだ昨年の同大会王者である19歳のアルカラス。シードのため初戦となった2回戦では世界ランク100位のF・バグニス(アルゼンチン)を、3回戦では世界ランク76位のD・ラヨビッチ(セルビア)を下しベスト16進出を決めた。

そして4回戦では昨年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)で7-6 (7-4), 6-7 (7-9), 3-6の逆転で敗れたポールと激突。両選手が顔を合わせるのは同大会以来7カ月ぶり2度目となる。

2018年からコーチを務めるフェレーロはアルカラスについて「確かにランキング上位になると、ほとんど全ての試合に勝たなければならないというプレッシャーを感じることがある。しかし、カルロスが常にそのことを意識していたら、彼の思うようなテニスはできなくなる。だから僕たちはカルロスの成長という側面に焦点を当て、コート上ですべてがうまくいくように努めた」と語った。

「今のカルロスは自由にプレーしているし、周りのことよりも自分のプレーに集中している。そのおかげで、前回のポール戦よりもいいプレーができると思う」

また、ポールについては「カルロスが1位や2位であることは、彼(ポール)の試合への取り組み方にあまり影響を与えないと思う。彼はよく動き、集中しているし、コート上ではより成熟しているように見える。そのことが、彼のプレーをより良いものにしているね。彼は自分のプレーに自信を持つようになった。サーブやリターンがいいのはもちろんだけど、彼の機動力は今のところツアーで最も優れていると思う。彼のコートカバー力は素晴らしいので倒すのは難しい」と明かしている。

ポールは昨年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)1回戦でA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を下して以降、アルカラス、R・ナダル(スペイン)R・バウティスタ=アグ(スペイン)A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)P・カレノ=ブスタ(スペイン)らスペイン人相手に11連勝を記録。今大会では3回戦でダビドビッチ フォキナを下しており、12連勝に記録を伸ばしている。

アルカラス自身もこれについて触れ「彼がスペイン人相手に非常に高いレベルでプレーしていることは知っているけど、僕はその流れを止めようと思ってここに来た。ポールは全てをうまくこなしている。すべてを簡単に見せているよ。彼の試合は何度も見ているし、プレーを見るのは楽しい。とても才能があるから、タフな試合になるだろうね」と述べている。

フェレーロも同様に「カルロスが完全な警戒態勢で臨み、そこから良い試合を作り、ベースラインでのスピードを最大限に生かしてポールに流れを渡さないような試合にすべきだろう」と付け加えた。




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(2023年3月28日12時31分)
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