全豪OP ベストマッチ6つ厳選

ゲッティイメージズ
(左から)チチパス、マレー、ルブレフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)のシングルス優勝で幕を閉じた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)。大会の公式サイトは30日に2023年大会を振り返り、男女シングルスのベストマッチ6試合を発表している。

>>【動画】全豪OP マレーの5時間死闘などベストマッチ6試合のハイライト<<

>>【動画】ジョコビッチ 10度目の全豪OP優勝を決めた瞬間<<

大会最終日である29日に行われた男子シングルス決勝では第4シードのジョコビッチが第3シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-3, 7-6 (7-4), 7-6 (7-5)のストレートで破り、2021年以来2年ぶり10度目の優勝。R・ナダル(スペイン)に並ぶ史上最多タイとなる22度目のグランドスラム制覇を成し遂げて大会を締めくくった。

そして、30日に全豪オープンの公式サイトはベストマッチ6試合を次のように紹介している。

女子シングルス決勝:(5)A・サバレンカ vs. (22)E・ルバキナ(カザフスタン), 4-6, 6-3, 6-4

この決勝戦は、「スリリング」という言葉を再定義し、センターコートのロッドレーバー・アリーナと世界中のファンをその忘れがたいクオリティで高揚させた、時代を超えた試合となった。

昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)女王であるルバキナはこの試合、過去3度対戦して一度も勝ったことのない相手に対し、序盤から主導権を握った。それに対しサバレンカは51本のウィナーを奪うなど、ゲームプランに忠実にプレー。最終ゲームでは感情を抑え、冷静さを失わず、4度目のポイント獲得で勝利を決めた。サバレンカは今大会が初の四大大会決勝の舞台となったが、悲願の優勝を飾った。

試合後には「今感じていることを説明するのは難しい。ただ、とても幸せ。超ハッピー。誇らしい。どう説明したらいいのかわからない。ただただ最高の...人生最高の日。私の人生の中で最高の日なの」とコメントを残している。

男子シングルス2回戦:A・マレー(イギリス) vs. T・コキナキス(オーストラリア), 4-6, 6-7 (4-7), 7-6 (7-5), 6-3, 7-5

今大会で最も注目されたのは、1回戦で昨年4強入りしたM・ベレッティーニ(イタリア)との4時間49分に及ぶ死闘をフルセットで制した3度のグランドスラム・チャンピオンと地元の観客に人気のある選手とが対戦する試合だった。

この試合、コキナキスは2セットアップで第3セットを迎え、ゲームカウント5-2とリード。ゲームカウント5-4でサービング・フォー・ザ・マッチを迎え、勝利まであと2ポイントというところだった。しかし、35歳のマレーはここから怒涛の反撃。5時間45分という試合の中で14回のブレークポイントのうち10回凌ぎ、自身のキャリアで最も長い試合を制した。

マレーは試合後に「なんとか逆転できたのが信じられない。僕は2セットダウンから最も多く勝利しているから、以前にもやったことがあるんだ。僕には経験がある。その経験と意欲を頼りにしているだけだよ」と明かしている。

女子シングルス4回戦:(17)J・オスタペンコ(ラトビア) vs. (7)C・ガウフ(アメリカ), 7-5, 6-3

ラトビアのテニス界で現在トップに立つオスタペンコは2017年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝。2022年の全仏オープンで準優勝したガウフから直近で最高の勝利をもたらし、5年ぶり3度目のグランドスラム8強入りを決めた。

この日、3度のブレークチャンスを全てものにし、30本のウィナーを放ったオスタペンコは「失うものは何もなかったから、ただ自分のベストを尽くし、すべてのポイントで戦い、彼女を苦しめることができたわ」と試合後に述べている。

男子シングルス4回戦:(5)A・ルブレフ vs. (9)H・ルーネ, 6-3, 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (11-9)

ロッドレーバー・アリーナで繰り広げられた最も壮絶な戦いの一つで、ルブレフは2つのマッチポイントを凌いだ後、魂のこもったウィナーで19歳ルーネから勝利をもぎ取った。

ルブレフは試合後、「ファイナルセットではゲームカウント2-5でリードされ、第11ゲームではで2度のマッチポイント、そしてスーパータイブレークでは0-5とされた。僕の人生の中で、ここから勝てたことは一度もなかった。特に、全豪オープンのような特別な大会でこのようにして準々決勝に進出できたことは、一生忘れることのできない思い出になった。言葉も出ないし、震えているよ」とコメントしている。

女子シングルス4回戦:(24)V・アザレンカ vs. ヂュー・リン(中国), 4-6, 6-1, 6-4

2度の全豪オープン優勝を誇るアザレンカが「地獄のような試合だった」と明かしたこの一戦。自身が今大会で戦ってきた試合の中で最も長い2時間40分で逆転勝利を収めた。

この試合、41本のウィナーを放ち14回のブレークポイントのうち9回を凌いだアザレンカは「今日はひたすら走り回り、あらゆる角度から弾丸が飛んでくるような感じだったわ。彼女(ヂュー)は素晴らしいテニスをし、多くのウィナーを決めた。コントロールするのは難しかった」と明かしている。

男子シングルス4回戦(3)S・チチパス vs. (15)J・シナー(イタリア), 6-4, 6-4, 3-6, 4-6, 6-3

この試合、チチパスは強敵シナーの反撃を封じるべく、最高のテニスを披露。4時間に及んだ試合は、息を呑むようなストロークの応酬が繰り広げられるも、チチパスが26回のブレークポイントのうち22回凌ぐ、強靭なメンタルを見せつけた。

「このコートで1世紀を過ごしたような気がする」と激闘を制したチチパスは冗談を交え、「第3セット、第4セット、コートの向こう側で信じられないようなテニスを展開していた。でも、ファイナルセットでは技術的な調整を行い、もう少しルーズに展開できるようにした」と語っている。

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