227位ジャンジャンが金星

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金星を挙げたレオリア・ジャンジャン
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、女子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク227位のL・ジャンジャン(フランス)が第8シードのKa・プリスコバ(チェコ)を6-2, 6-2で破る金星を挙げて3回戦へ進出した。

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グランドスラムに初出場の26歳ジャンジャンは、フロリダのリン大学でテニスプレーヤーと学業を両立して2019年にMBAを取得。2021年にプロテニスプレーヤーとして初めてフルシーズン戦い、同年に世界ランキングを年初の1180位から380位まで駆け上がった。今季はツアー下部大会のITFで、優勝1回、準優勝を2回おさめている。

ジャンジャンはトップ100の選手と初対戦となった今大会の1回戦で、世界ランク45位のN・パリサス ディアス(スペイン)を6-4, 6-3で破り、2回戦に進出。

2回戦では、2017年のセミファイナリストで世界ランク8位のプリスコバに対して1度もブレークを与えず、1時間15分で勝利し、3回戦へ駒を進めた。

勝利後のジャンジャンのコメントが女子テニス協会のWTA公式サイトに掲載され、「信じられない」と語った。

「この試合は終始、感動に満ちあふれていたわ。彼女を前後に動かして、ボールにスピンをかけてなんとか戦術をやり抜こうとした。(1回戦に続いて)またしても、こんな結果になるとは...。トップ10プレーヤー、元世界1位の選手に2セットで勝てたなんて、信じられないわ」

「冷静さ、集中力があることに自分で驚いている。普段はすぐにカッとなってしまうから。コート上ではいつもベストな状態ではいられないけれど、ここに来てからは良い姿勢でできているわ。特にシモーネ・マチューのような大きいコートで、自分の感情をうまくコントロールできたことにかなり驚いている。こんなに大きなスタジアムで、こんなにたくさんの観客に支えられてプレーするのは初めて。とても嬉しかったわ」

ジャンジャンは3回戦で、世界ランク63位のI・C・ベグ(ルーマニア)と対戦する。

またジャンジャンと同じく地元フランスの19歳、世界ランク97位のD・パリー(フランス)は、1回戦でディフェンディングチャンピオンで世界ランク2位のB・クレチコバ(チェコ)をフルセットで破る金星をあげ、2回戦では世界ランク66位のC・オソリオ(コロンビア)をストレートで下して3回戦に進出。

ジャンジャンとパリーは、今大会の台風の目として旋風を巻き起こしている。



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(2022年5月27日0時04分)
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