ジョコ自画自賛「完璧な試合」

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのR・ナダル(スペイン)を6-3, 6-2, 6-3のストレートで下し、2016年以来3年ぶり7度目の優勝を果たした。試合後の記者会見でジョコビッチは「本当に完璧な試合だった」と振り返った。

この試合、サービスが入った時に82パーセントの高い確率でポイントを獲得したジョコビッチは、ナダルに1度もブレークを許すことなく2時間4分で勝利を決めた。

記者会見でこの試合の評価を求められたジョコビッチは「トップにランクできる。ナダルとの決勝戦として、そしてこんなに大切な試合として、本当に驚きのプレーだった」

「準決勝、決勝の2試合で15本のミスと言うのは自分自身としても嬉しい驚きでしかない。もちろんこんなプレーができると常に信じているし、こんなプレーをしているのを自分自身でも思い描いていた。言ったように、このレベルで、こんな状況下で、本当に完璧な試合だった」

また、ジョコビッチは昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続き3大会連続で四大大会を制覇した。

5月に開催される全仏オープン(フランス/パリ、クレー、グランドスラム)でのタイトル獲得に期待がかかっていることに関しては「どうなるかはやってみなければ分からない。まだシーズンは始まったばかり。全仏オープンの前に多くの大会でプレーしなければならないのは分かっている。だからこそゆっくり作り上げる時間があるし、当然まずはハードコートでの大きな大会、インディアンウェルズとマイアミを戦い、それからクレーを始める」

「クレーコートでのプレーを練習しなければならないのは明確。去年していたよりもより細かい部分の練習が必要。去年より良いプレーをする必要がある。既に良いプレーをしているけど、特にクレーコートでタイトルを獲得するチャンスを掴むためにも」

そこで立ちはだかる選手が全仏オープンで11度の優勝を誇るナダルだとジョコビッチは語った。

「そこでの最大のチャレンジはナダルから勝利を飾ること。そしてD・ティーム(オーストリア)A・ズベレフ(ドイツ)もいるし、ロジャー(R・フェデラー(スイス))も出場するだろう。たくさんの素晴らしい選手がクレーコートでチャレンジして来るはず。まだ多くの時間がある。まずはこの優勝を満喫して家族や友人と喜びを分かち合いたい。それから、その後のことを始めたい」

一方、敗れたナダルは2009年以来10年ぶり2度目の全豪オープン制覇とはならなかった。




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(2019年1月28日13時32分)
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